「審判は酷かった」 同点PK献上した米国代表、直前プレーの誤審主張「私は見ていた」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は21日(日本時間22日)、B組の米国は64年ぶり2度目の出場となったウェールズに1-1で引き分けた。試合後に米国の監督、主将は同点PKを与える直前に誤審があったことを主張。米記者が動画を公開した中、「勝ち点を失った」「私は見ていた」と語っている。
カタールW杯・B組 米国―ウェールズ戦
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は21日(日本時間22日)、B組の米国は64年ぶり2度目の出場となったウェールズに1-1で引き分けた。試合後に米国の監督、選手は同点PKを与える直前に誤審があったことを主張。米記者が動画を公開した中、「勝ち点を失った」「私は見ていた」と語っている。
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0-1の後半37分、ウェールズのガレス・ベイルがPKを決めた。指摘されたのはその前のプレー。米国陣内にウェールズが攻め込んだところで、コーナー付近でボールがラインを割ったかと思われた。米国選手はマイボールをアピールしたが、プレーは続行。直後にウェールズボールのスローインとなり、そのまま攻め込んだエリア内でPKが生まれた。
米記者はツイッターに動画を公開。米ヤフーニュースも「米国男子代表のアントニー・ロビンソンはウェールズ戦の審判を『酷い』と批判」との見出しで記事を掲載した。「多くの選手は審判に言及しなかった。しかし、アントニー・ロビンソンは『審判は酷かった』と言い、一つの判定について『勝ち点を失った』と不満を漏らした」と説明した。
ロビンソンはコーナーに向かって激怒したといい、「彼はPKに繋がったウェールズのスローインの前に、ボールはタッチラインを出て米国ボールになるはずだったと感じていた」という。記事によると、同選手は「リプレーが違うと証明しない限り、明らかに(サイドラインを)出ていた」とコメント。200フィート(約61メートル)ほど離れた場所から見ていた米国代表のグレッグ・バーホルター監督も、試合後の会見でこう語ったという。
「私はサイドラインにいた。サイドラインを見ていたんだ。ボールは出ていたよ。間違いない。大幅に出ていた。笛が吹かれなかったのには驚いた。でも、仕方ないね」
VARのルールでは、ゴールまたはPKに繋がったフェーズ・オブ・プレーとそれ以前のフェーズ・オブ・プレーを区別している。記事では「疑問の残る判定から7秒後、ボールは米国選手に当たってラインを出たため、フェーズ・オブ・プレーがそこで終わり、レビューの対象からも外れた」とVARが適用されなかった理由を示した。
(THE ANSWER編集部)