大谷翔平MVPに投票した米記者が理由強調 「私が非難されるのは仕方ないと思う」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、最終候補入りしていた全米野球記者協会(BBWAA)が選出するア・リーグ最優秀選手(MVP)の2年連続受賞はならなかった。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が初受賞。大谷に1位票を入れた米記者は「なぜ、私はア・リーグMVPでオオタニに投票したか」と理由を説明した。
大谷翔平は2年連続MVPならず
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、最終候補入りしていた全米野球記者協会(BBWAA)が選出するア・リーグ最優秀選手(MVP)の2年連続受賞はならなかった。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が初受賞。大谷に1位票を入れた米記者は「なぜ、私はア・リーグMVPでオオタニに投票したか」と理由を説明した。
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ジャッジは1位票28人、2位票2人の圧勝。大谷は1位票2人、2位票28人だった。発表前からジャッジ優勢の声が多く挙がっていたが、大谷に1位票を入れた米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者は、理由を説明する記事を掲載した。
今回の投票の前提として、「ショウヘイ・オオタニとアーロン・ジャッジはりんごとみかん。彼ら2人は完全に異なった存在。同じ賞で比較するのは難しく、満足することはできない」と強調。「私が、ジャッジに投票すべきだった理由が100個はあるということは自覚している」とジャッジの素晴らしさからつづった。
その上で、大谷について「彼はリーグ最高の投手ではなく、リーグ最高の打者でもなかった。しかし、両方でトップ5に入る存在だ。それが(私の思う)価値観だ」と投票理由を示した。「MVPはチームの選手層や強さを反映させるべきでないというのが私の考え」とエンゼルスとヤンキースの違いについても記している。
どちらがMVPを受賞しても、反論が出ることは避けられないスーパースター同士の活躍。同記者も「私の投票が非難されるのは仕方のないことだと思っている」と理解を示し、「その人の持つ価値観によるもの。誰が最高か? 誰が最も傑出しているのか? 誰が一番自分のチームにいてほしいか? 私にとってそれが2022年のオオタニだった」と持論を伝えた。
昨季満票でMVPを受賞した大谷は、投手として15勝、防御率2.33、219奪三振、打者としても打率.273、34本塁打、95打点、11盗塁など史上初となる投打規定到達。リーグ新の62本塁打を放ったジャッジ、アストロズのヨルダン・アルバレス外野手とともに最終候補入りしていた。
(THE ANSWER編集部)