小祝さくら、逆転Vなら米ツアー出場権も「行かないです(笑)」 理由は食事と言葉
女子ゴルフの日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシック第3日が5日、滋賀・瀬田GC北C(6616ヤード、パー72)で行われた。小祝さくら(ニトリ)は5バーディー、3ボギーの70で回って通算10アンダーとし、前日と変わらず4位をキープした。首位と4打差で迎える最終日。勝てば米ツアーのシード権を手にできるが、「行かないです」と断言。将来の語学留学は希望しながらも、ゴルフをしながらの海外生活が難しい理由を語った。
TOTOジャパンクラシック第3日
女子ゴルフの日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシック第3日が5日、滋賀・瀬田GC北C(6616ヤード、パー72)で行われた。小祝さくら(ニトリ)は5バーディー、3ボギーの70で回って通算10アンダーとし、前日と変わらず4位をキープした。首位と4打差で迎える最終日。勝てば米ツアーのシード権を手にできるが、「行かないです」と断言。将来の語学留学は希望しながらも、ゴルフをしながらの海外生活が難しい理由を語った。
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小祝はいつものように淡々とプレーし、スコアを伸ばした。2番パー4で7メートルのバーディーパットを決め、後半も4バーディーを奪った。17番パー4では、第1打を右の林に打ち込んで、アンプレアブルを宣言。1罰打を受けてボギーにしたが、動揺は一切見せなかった。
「今はコーチに言われている『頭を右に残しすぎないスイング』を気を付けています。できたらいいショットが打てますが、(まだ)ちょっと微妙な感じですね」
だが、首位の上田とは4打差。逆転優勝も射程圏内にある。勝てば、米ツアーのシード権も獲得できる。同じ「黄金世代」の渋野日向子、畑岡奈紗が既に主戦場とし、勝みなみ、2学年下の西村優菜が1か月後にツアー最終予選会を受験する。多くの若手選手にとっては「夢切符」の位置付けだが、小祝は言った。
「(優勝しても)いかないです(笑)。全然、考えたことないです。全米女子オープンや全英女子オープンは出たいですけど、米ツアー(参戦)はないです。言葉とか食事とかが厳しくて」
今年6月の全米女子オープンに出場した際には「こっちに語学留学をしてみたいです」と話していた。それを突っ込まれると、「留学はいつかしたいです。まあ、食事はステーキとかで何とかなりますし、(大好きな)牛タンがなくても死なないかな」。だが、仕事のゴルフをするために、海外で生活をすることについては、「やっぱり、厳しいですね」と繰り返した。
今大会についても、小祝は「あんまり米ツアーという感じがしないし、日本ツアーのつもりでやっています」と言った。あくまでマイペース。最後に逆転優勝への思いを聞くと、「それはあります。頑張ります」と言い、少し目に力を入れた。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)