ソン・フンミン骨折、韓国ファンが相手DFに誹謗中傷 現地メディア報道「一線越える」
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会が今月開幕する。韓国代表FWとして活躍が期待されていたソン・フンミンは、所属するトットナムの一員として出場した欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグのマルセイユ戦で顔面を骨折。出場危機に陥っている。怪我を負わせた選手のSNSには誹謗中傷が集まり、韓国メディアも「常識のないコメントで眉をひそめる人も少なくない」などと伝えている。
ソン・フンミンがマルセイユ戦で骨折
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会が今月開幕する。韓国代表FWとして活躍が期待されていたソン・フンミンは、所属するトットナムの一員として出場した欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグのマルセイユ戦で顔面を骨折。出場危機に陥っている。怪我を負わせた選手のSNSには誹謗中傷が集まり、韓国メディアも「常識のないコメントで眉をひそめる人も少なくない」などと伝えている。
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1日のマルセイユ戦、ソン・フンミンはマルセイユのムベンバと競り合い、左目付近を骨折。手術を受けることとなった。韓国メディア「xportsnews」は「ソン・フンミンに申し訳ない…ムベンバのSNSで爆発した人種差別的な『コメントテロ』」との見出しで記事を掲載。ムベンバのSNSに韓国のファンから誹謗中傷が寄せられていることを伝えている。
韓国の大黒柱として期待されていたソン・フンミンは回復に4週間から8週間かかる見込みとされており、W杯出場も危ぶまれる事態に。記事では「ソンが抜ければ、W杯の成績は断言できない状況だ」としている。一方、競り合った相手のDFムベンバのSNSに「国内ファンが一線を越えるコメントを書き、これを見た韓国人は苦い顔をしている」と誹謗中傷が集まっていることを報じた。
2人は9月のCLグループリーグ第1戦でもマッチアップの場面があり、決定機を迎えたソン・フンミンに対してムベンバがスライディングタックル。ムベンバが一発退場となっていた。記事ではソン・フンミンの骨折で「怒りに満ちた国内ファンは直ちにムベンバのSNSアカウントに集中し、一線を越えるコメントを残した。ファンたちは『格闘技選手?』『覚えてろ』『サッカーもできないのか』と悪質な書き込みをした」とされている。
酷いコメントに関しては「人種差別的」なものもあったとし、「アフリカコンゴ民主共和国出身のムベンバに『綿畑』、『奴隷』等の常識のないコメントで眉をひそめる人も少なくなかった」と伝えている。
誹謗中傷に対し、憤る韓国ファンも数多い様子。記事では「あまり気にしないでほしい。一部ファンの行為に過ぎない」「SNSに悪質な書き込みをするというのが正常ではない」「このような行為はソン・フンミンを保護するのではなく評価を下げる行為」などと自制を望むコメントなどもあったと紹介されているが「簡単に収まる気配がない」としている。
(THE ANSWER編集部)