紀平梨花、本調子じゃなくても海外メディア虜 3季ぶりGP演技「鳥肌立つ。なんて才能」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダで、3シーズンぶりのGPシリーズ復帰を果たした紀平梨花(トヨタ自動車)。フリー(FS)で3位に入るなど、合計184.33点の総合5位で大会を終えた20歳の演技を海外メディアが振り返り。本調子ではないものの、「鳥肌が立つ。なんという驚くべき才能だろう」などと評されていた。
スケートカナダは総合5位、FSでは3位に
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダで、3シーズンぶりのGPシリーズ復帰を果たした紀平梨花(トヨタ自動車)。フリー(FS)で3位に入るなど、合計184.33点の総合5位で大会を終えた20歳の演技を海外メディアが振り返り。本調子ではないものの、「鳥肌が立つ。なんという驚くべき才能だろう」などと評されていた。
右足首の疲労骨折から復活を目指す紀平。ショートプログラム(SP)で6位になると、FSでは「タイタニック」の音楽に乗り、冒頭の3回転サルコウ―2回転トウループのコンビネーションジャンプを着氷。その後も全てのジャンプを成功させ、125.06点でFSでは3位に入った。まだ万全の状態ではないが、海外メディアからは称賛も寄せられた。
海外フィギュアスケート専門メディア「インサイド・スケーティング」公式インスタグラムは、紀平がFSで滑る写真とともに「リカ・キヒラを見ると鳥肌が立つ。なんという驚くべき才能だろう」と絶賛。「彼女のスケートは会場を明るくさせられるが、スケートカナダでもそれをやった。ブライアン・オーサーがスタート前に『心からのスケートを』と言っていたが、いやぁ、彼女はまさにそれを実現させた」と虜になった様子だ。
紀平は昨シーズンからブライアン・オーサーコーチに師事。オーサー氏は羽生結弦をはじめ、数々の名スケーターを育てたフィギュア界の名伯楽で、SP演技後には、紀平に送られたプレゼントを抱きかかえて歩く、献身的な姿も注目を集めていた。紀平は、25日に開幕するGPシリーズ第6戦エスポー杯への出場も予定している。
(THE ANSWER編集部)