寺地拳四朗の評価急上昇 「年間最高ボクサー候補」とまで米記者絶賛、京口戦は「傑作」
ボクシングの寺地拳四朗(BMB)は1日、WBC&WBAスーパー世界ライトフライ級(48.9キロ以下)2団体を統一した。京口紘人(ワタナベ)に7回2分36秒TKO勝ちした一戦に、米記者は「傑作を作り上げた」と称賛。「年間最高ボクサー」の候補にも推薦し、海外でも評価の高まりを見せている。
10年ぶりの日本人同士の王座統一戦で勝利
ボクシングの寺地拳四朗(BMB)は1日、WBC&WBAスーパー世界ライトフライ級(48.9キロ以下)2団体を統一した。京口紘人(ワタナベ)に7回2分36秒TKO勝ちした一戦に、米記者は「傑作を作り上げた」と称賛。「年間最高ボクサー」の候補にも推薦し、海外でも評価の高まりを見せている。
10年ぶりの日本人同士の王座統一戦。序盤から手数を出す寺地。応戦する京口に5回右ストレートを着弾させると、ダウンを奪った。さらに7回、再び右ストレートを顔面に浴びせ、ロープに倒れさせて決着。2団体統一王者となった。
米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」は、同メディアのクリフ・ロルド記者の署名で「ケンシロウ・テラジが傑作を作り上げた」と見出しを打って記事を掲載。「テラジは純粋に互角の試合を受け入れ、それを見せ場へと変容させた」と快勝に脱帽し、次戦については同じ日に同級WBO王座を防衛したジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)戦を予想した。
3団体統一が視野に入った寺地だが、ロルド記者は改めて京口戦の衝撃を強調。「その前に、投票権を持つ者は彼を2022年の年間最高ボクサーを受賞するに値するボクサーだと見なければならない。ディミトリー・ビボルとローマン・ゴンサレスが試合を残しているものの、テラジは火曜日に自身の立場を主張した」と賛辞を惜しまなかった。
(THE ANSWER編集部)