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中谷潤人、Sフライ級転向初戦で大差判定勝ち! 王座争いに名乗り「必ずチャンピオンに」

ボクシングの前WBO世界フライ級王者・中谷潤人(M.T)が1日、さいたまスーパーアリーナでフランシスコ・ロドリゲスJr.(メキシコ)とのスーパーフライ級(52.1キロ以下)10回戦に臨み、3-0(97-92、98-91、99-90)の判定勝ちを収めた。2階級制覇を見据えた同級転向初戦で、WBO3位&IBF4位につける実力者を撃破。タレントがひしめく階級での熾烈な世界王座争いへ、殴り込みをかける一戦だった。24歳の中谷が24勝(18KO)、29歳のロドリゲスJr.が36勝(25KO)6敗1分け。

スーパーフライ級10回戦に臨み、判定で勝利した中谷潤人【写真:荒川祐史】
スーパーフライ級10回戦に臨み、判定で勝利した中谷潤人【写真:荒川祐史】

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 ボクシングの前WBO世界フライ級王者・中谷潤人(M.T)が1日、さいたまスーパーアリーナでフランシスコ・ロドリゲスJr.(メキシコ)とのスーパーフライ級(52.1キロ以下)10回戦に臨み、3-0(97-92、98-91、99-90)の判定勝ちを収めた。2階級制覇を見据えた同級転向初戦で、WBO3位&IBF4位につける実力者を撃破。タレントがひしめく階級での熾烈な世界王座争いへ、殴り込みをかける一戦だった。24歳の中谷が24勝(18KO)、29歳のロドリゲスJr.が36勝(25KO)6敗1分け。

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 序盤から打ち合う展開。2回には中谷がカウンターの左をロドリゲスの顔面に入れるなど積極的に攻めた。6回終了時には互いに笑みも。ロドリゲスは何発も強打を顔面に受けながら倒れないタフさを見せた。10ラウンドを戦い抜いて決着は判定にもつれたが、中谷に軍配が上がった。

 24歳の中谷は、20年11月にWBO世界フライ級王座を奪取。21年9月に米国で初防衛に成功した。今年4月に2度目の防衛後、2階級制覇を見据えて王座返上。WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(志成)のほか、ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア・帝拳)、田中恒成など活況を見せる階級で次世代のモンスターとして期待を集めていた。

 試合後のリングインタビューで中谷は「(相手は)最初からペースを強めてきた。タフな選手で元チャンピオンということもあり、いい経験になった」と話した。

 29歳のロドリゲスJr.は元WBO&IBF世界ミニマム級統一王者の実力者。敗れはしたが、昨年9月に井岡に世界挑戦して判定までもつれていた。中谷は試合中の楽しそうな表情については「相手の選手もすごく気持ちが乗ってきて、僕も楽しくなっちゃって。充実したいい経験になりました」と振り返った。「スーパーフライ級で世界チャンピオンになるために大事な試合だった。必ず世界スーパーフライ級のチャンピオンになります」とも宣言した。

 今興行はダブルメインカードとして、WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)とWBA世界同級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)が王座統一戦を予定。WBO世界同級2位・岩田翔吉(帝拳)はWBO世界同級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に世界初挑戦する。

(THE ANSWER編集部)


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