角田裕毅を接触リタイアに追いやった当事者リカルド主張「100%僕の責任とは言えない」
自動車レースのF1第20戦メキシコGPは30日、決勝が行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがシーズン最多勝記録を塗り替える14勝目をマーク。一方で、アルファタウリの角田裕毅は50周目で強引に抜こうとしたマクラーレンのダニエル・リカルドに接触され、無念のリタイア。ただし、リカルドは「彼(角田)は僕を見たと思った。責任はもちろん受け入れる。でも100%自分の責任だとは言えない」などと述べたという。
F1メキシコGPでまさかの場面、リカルドは「ただ走行位置を保とうとした」
自動車レースのF1第20戦メキシコGPは30日、決勝が行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがシーズン最多勝記録を塗り替える14勝目をマーク。一方で、アルファタウリの角田裕毅は50周目で強引に抜こうとしたマクラーレンのダニエル・リカルドに接触され、無念のリタイア。ただし、リカルドは「彼(角田)は僕を見たと思った。責任はもちろん受け入れる。でも100%自分の責任だとは言えない」などと述べたという。
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まさかの場面だった。50周目、11番手争いをしていた角田の後ろからリカルドは並んでいない状況で、コーナーから強引に突っ込み、リカルドの左前輪と角田の右後輪が接触する形に。角田は車体が跳ね上がってコースアウト。無線で怒りを露わにした。パーツを飛ばしながらピットに戻ったものの、マシンへのダメージがあり、ここで無念のリタイアに。リカルドは10秒のタイムペナルティとなった。
英衛星放送局「スカイスポーツ」F1公式ツイッターが紹介したインタビュー動画では、この日の「ドライバー・オブ・ザ・デー」に選ばれたことについて「嬉しいけど、簡単ではなかった。10秒ペナルティがあったから」とし、角田との接触を挙げた。「もちろん、接触した相手がレースから離脱するのはいつだっていい気分ではない。でも、メディア対応直前にリプレーを見て、(見る前より)悪い気持ちは少し薄くなった。起こらないに越したことはなかったけどね」と語った。
「10秒は少し厳しいですね」と水を向けられると「5秒だったら良かったんだけど。責任は受け入れる。でも真実としては、ただ走行位置を保とうとしていた。彼(角田)は僕を見たと思った」と主張。「彼(角田)はあなたがいるのは分かっていましたよね。彼はあなたが位置をキープするとは思わなかったのかもしれませんね」との問いには「責任はもちろん受け入れる。でも100%自分の責任だとは言えない」と自らの見解を述べた。
(THE ANSWER編集部)