フィギュアGPシリーズで日本勢快挙 男子、女子、ペアの3種目V 宇野&三浦は1、2位独占
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダは最終日が29日(日本時間30日)、ミシソーガで行われ、日本勢が3種目で優勝する快挙を達成した。男子を宇野昌磨(トヨタ自動車)、女子を渡辺倫果(法大)、ペアを三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)組が制した。
第2戦スケートカナダは男子が宇野、女子が渡辺、ペアがりくりゅう優勝
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダは最終日が29日(日本時間30日)、ミシソーガで行われ、日本勢が3種目で優勝する快挙を達成した。男子を宇野昌磨(トヨタ自動車)、女子を渡辺倫果(法大)、ペアを三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)組が制した。
ミシソーガが日本勢の躍動に染められた。まずは女子フリー。ショートプログラム(SP)6位だった渡辺が大技3回転アクセルを決めるなど、フリー1位の134.32点、合計197.59点で逆転し、GPシリーズ初出場初優勝の快挙を飾った。
続いたのはペアフリーの「りくりゅう」こと、三浦、木原組。SP首位から息の合った演技を披露し、合計212.02点を記録した。日本勢ではこの種目初となるGPシリーズ制覇を達成。日本勢にとってようやく強化が進んできたペアで、うれしい初優勝を成し遂げた。
締めくくりは男子フリーの宇野だ。4回転を4種類5本組み込む高難度の構成を演じ、ジャンプが乱れる場面はあったものの、183.17点を記録。合計273.15点で逆転優勝し、GP通算7勝目となった。SP首位だった三浦佳生とのワンツーフィニッシュを達成した。
今シーズンは昨シーズンから続き、ロシア、ベラルーシ選手は国際スケート連盟(ISU)から国際大会からの除外措置を今季も継続され、出場していないものの、世界の強豪が集まるGPシリーズ3種目で日本勢が表彰台の真ん中に立つ偉業となった。
(THE ANSWER編集部)