19歳川崎春花が渋野日向子と同組で強心臓 人生断トツの大観衆も「凄く楽しかったです」
女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディスが28日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で開幕した。前週にツアー2勝目を飾ったルーキーの19歳・川崎春花(村田製作所)は、6バーディー、ボギーなしの66で回って6アンダーとし、自身初の首位発進を果たした。渋野日向子(サントリー)が、約5か月ぶりに国内ツアー出場していることもあり、会場には大勢のギャラリーが詰めかけた。発表された入場者数は5587人。今季ツアー平日開催の第1日に限れば最多記録となったが、川崎は「緊張はしなかった」「楽しかった」「うれしかった」などと振り返った。
樋口久子 三菱電機レディス第1日
女子ゴルフの国内ツアー・樋口久子 三菱電機レディスが28日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で開幕した。前週にツアー2勝目を飾ったルーキーの19歳・川崎春花(村田製作所)は、6バーディー、ボギーなしの66で回って6アンダーとし、自身初の首位発進を果たした。渋野日向子(サントリー)が、約5か月ぶりに国内ツアー出場していることもあり、会場には大勢のギャラリーが詰めかけた。発表された入場者数は5587人。今季ツアー平日開催の第1日に限れば最多記録となったが、川崎は「緊張はしなかった」「楽しかった」「うれしかった」などと振り返った。
最終18番パー5。第3打をピン右80センチにつけた川崎は、難なく6つ目のバーディーを奪った。ギャラリーから「ナイスバーディー」「ナイスプレー」の声がかかると、優しい目を細くしてニッコリ。会見では「凄く楽しかったです」と言った。
「1番のティーグランドに上がって、ギャラリーさんの数に凄くビックリしました。こんなに大勢の前でゴルフをしたのは初めてで、(ギャラリーの声援も)うれしかったです。今までの断トツ(の多さ)でした。でも、緊張はしなかったです。楽しくプレーできました。ノーボギーで凄く良かったです」
1番パー5からバーディーを奪い、3番パー4、5番パー5と順調にスコアを伸ばした。迷いなく振り切るスイングで、ドライバーショットが渋野よりも、前に飛ぶホールも少なくなかった。
「特に後半はアドレナリンが出て、いつもより飛んでいる感じはありました。パットも良くて、ミドルもショートもよく入ってくれました」
前週のNOBUTA GROUPマスターズGCレディースでは第1日にパットに苦しみ、第2日からボールに6センチ近づいて、手元を上げるフォームに変えてストロークが安定。好調は今週も続き、速く傾斜の強いグリーンにも適応した。
ホール間では、初めて同組でプレーした渋野とも談笑。前日に「質問してみたい」と言っていた通り、「アメリカの生活はどうですか?」と聞くなどした。
「渋野さんは『移動とかは大変だけど、楽しいよ』とおっしゃっていました。でも、話されている時とプレーに入ってからの切り替えが凄いと思いました」
9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯でツアー初優勝を飾った。しかし、その後の2試合は連続予選落ち。再び優勝翌週の試合に臨んだ川崎は「今度は絶対に予選落ちだけはしたくないという思いでいました」。そして、自身初の首位発進。2週連続優勝の期待もかかる中、「切り替えて、また良い位置にいけるようにしたいです」と気を引き締めた。
(THE ANSWER編集部)