大谷翔平は「戻ってこないと思う」 カナダ識者はエ軍に移籍交渉を推奨「賢くなるべき」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季、チームが低迷する中でも投打に活躍を見せた。今季終了前、エンゼルスと年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約を結んだが、カナダの識者は今オフでの移籍を予想。高年俸選手を抱える現状を指摘し、「エンゼルスは賢くなり、今季オフに移籍交渉をするべきだ」と持論を展開した。
高年俸選手抱えるエンゼルスにカナダ識者「賢くなるべき」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季、チームが低迷する中でも投打に活躍を見せた。今季終了前、エンゼルスと年俸3000万ドル(約43億4000万円)の1年契約を結んだが、カナダの識者は今オフでの移籍を予想。高年俸選手を抱える現状を指摘し、「エンゼルスは賢くなり、今季オフに移籍交渉をするべきだ」と持論を展開した。
カナダのスポーツ専門局「スポーツネット」の番組「ティム・アンド・フレンズ」に出演したのは、過去に米スポーツ専門局「ESPN」やカナダのスポーツ専門局「TSN」に務め、現在はMLBネットワークでキャスターを務めるアドナン・ヴィルク氏。大谷の去就が話題に上がると、「オオタニがチームを去る可能性は高いと思う」と口火を切り、エンゼルスの現状をこのように説明した。
「トラウトは年俸3600万ドルほどもらっている。マイク・トラウトとはいえ、今季は120試合にしか出場していない。レンドンは年俸3500万ドルを受け取る。2人だけで7100万ドルだ。オオタニは少なくとも年俸4000万ドルは貰うべき。つまりエンゼルスはたった3選手に1億1100万ドルを払うことになる。そのうえアストロズに対抗できるような投手陣はない」
高年俸選手をすでに抱える現状を指摘したヴィルク氏。2018年にエンゼルス入りした大谷の決断について、ヴィルク氏は「エンゼルスと契約したのは二刀流でプレーさせてくれたから。ヤンキースは契約する場合どちらか片方のみでプレーさせたいと(渡米当初)オオタニに伝えていたはず」と、当初は二刀流を疑問視する球団もあったことを紹介。「今、彼は二刀流が出来ることを証明し、引く手あまただ」と話した。
エンゼルスが球団売却中であることにも言及したヴィルク氏は、「エンゼルスは賢くなり、今季オフに移籍交渉をするべきだと思う。彼はエンゼルスに戻ってこないと思うし、(エンゼルスは)今なら見返りを得られる」と推奨し、見返りのないフリーエージェントでの移籍ではなく、トレード移籍の可能性にも含みを持たせていた。
(THE ANSWER編集部)