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寺地拳四朗、カメラ目線のシャドーで“余裕”調整 KOも予告「あとは倒すだけっすね」

ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)とWBA世界同級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)が11月1日にさいたまスーパーアリーナで王座統一戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)を行う。寺地は10月27日、都内の三迫ジムで練習を公開。シャドーでは報道陣全てのカメラに目線を送る“余裕”の調整ぶりを見せた。

カメラ目線でシャドーを行う寺地拳四朗【写真:浜田洋平】
カメラ目線でシャドーを行う寺地拳四朗【写真:浜田洋平】

「11.1」京口紘人戦へ公開練習

 ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)とWBA世界同級スーパー王者・京口紘人(ワタナベ)が11月1日にさいたまスーパーアリーナで王座統一戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)を行う。寺地は10月27日、都内の三迫ジムで練習を公開。シャドーでは報道陣全てのカメラに目線を送る“余裕”の調整ぶりを見せた。

 拳四朗は順調そのものだった。会見後の練習。シャドーではカメラマンやスマホを持つ記者一人ひとりのレンズに向かってパンチを打ってみせた。決戦5日前に異例のサービス精神を発揮。終始笑顔が絶えず、約20台全てのカメラにアピールした。終盤のミット打ちでは、指導する三迫ジムの加藤健太チーフトレーナーも「飽きないですか?」と記者に問いかけ。絵がわりが必要ではないか気遣った。

 サンドバッグなども含め、約1時間しっかりと汗を流した拳四朗。減量も練習終わりで残り1キロちょっとまで落ちており、「凄くいい調整ができている。ワクワクしているし、あとは倒すだけっすね」とKO予告も飛び出し、準備万端だ。「どこかで倒れてくれると思う」とイメージもできている。

 8度防衛していたが、昨年9月に矢吹正道に敗れて王座陥落。これまで抜群の距離感とジャブで主導権を握り、相手に何もさせない戦い方だったが、今年3月の再戦は接近戦で王座奪還を果たした。京口戦はどう出るのか。遠近の2択が注目を浴びている状況の中、加藤トレーナーはこう語った。

「どっちかではないです。必要に応じて打ち合うし、どちらかに特化するわけではありません。防衛中は足を使うプランが勝ちやすかったですが、それでは勝てなかったのが矢吹選手。(再戦は)スタイルじゃなくてプランを変えただけです。それ(遠近のどちらか一つに絞る戦い方)がわかりやすいですが、特化する意識はしていないです。スタイルにこだわることは今後もしないですね」

 日本人同士の王座統一戦は、2012年6月にWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔がWBA王者・八重樫東に判定勝ちして以来、10年ぶり2度目。今回の興行では、WBO同級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)も岩田翔吉(帝拳)の挑戦を受ける。ゴンサレスは京口の勝利を予想しているが、拳四朗は「そう思うならどうぞ」と無関心。「ゴンサレスが勝てば是非やりたいですね」と3つ目のベルトも見据えた。

「初の統一戦に勝って4団体統一もしたい。それに向けて勝ちたいです。相手どうこうではなく、自分の戦い方をするだけ」。順調な様子に自信がみなぎっていた。

(THE ANSWER編集部)


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