NOBUTA GROUPマスターズGCレディース最終日

　女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUPマスターズGCレディースは23日、兵庫・マスターズGC（6585ヤード、パー72）で最終日が行われた。首位で出た19歳新人・川崎春花（フリー）が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算15アンダーで6週ぶりのツアー通算2勝目。キャディーを務めたのは、大阪学院大高ゴルフ部の同期でプロを目指す森田彩聖さん（大阪学院大1年）。「刺激を受けました」と言いながら、恋バナもするという川崎の素顔を明かした。

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　優勝が決まると、森田さんが川崎に抱き着いた。15番パー4でバーディーパットが決まった後、「優勝したら、ハグするから」と約束。それを実行に移した。すぐに目から涙がこぼれた。それでも、川崎は笑顔のまま。森田さんは「泣いてほしかった」と苦笑いするしかなかった。

　川崎が初優勝を飾った9月の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯でも、キャディーを務める予定だった。だが、直前に新型コロナウイルスに感染。代役は高校の後輩が務め、「やりたかったです。でも、こうやってまた優勝を見せてもらって良かったです」と実感を込めた。

　大阪学院大高時代、川崎はキャプテンとしてチームをまとめていたという。監督からの教え「礼儀を大切に」を守り、部員に徹底させていた。一方で、高1で出会った際の第一印象から「めっちゃ喋るタイプ」と証言。今でも「恋バナもよくします」と明かした。

　この日はスタート前から、森田さんは「今日は楽しもうな」と声を掛けた。18ホールを回り切り、「凄く刺激を受けました」と回顧。森田さんは大学4年でプロテストを受ける予定だ。先を走る親友と同じフィールドで戦うことを描いている。