17歳馬場咲希、予選落ちに「課題だらけ」 収穫は岡本綾子の金言「自分の思った道に」
女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUPマスターズGCレディース第2日が21日、兵庫・マスターズGC(6585ヤード、パー72)で行われた。54位で出た17歳・馬場咲希(代々木高2年)は1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの74で回って通算2オーバー。70位で予選落ちとなった。ショット、パットはともに不調で本来のプレーを披露できなかったが、会場では国内ツアー44勝、米ツアー17勝の岡本綾子(ダイワボウホールディングス)から、今後に向けて「金言」を受けたことを明かした。3打差の首位に通算13アンダ―の河本結(RICOH)。メルセデス・ランキング(MR)首位の山下美夢有(加賀電子)は、通算5オーバーの88位で18戦ぶりの予選落ちとなった。
NOBUTA GROUPマスターズGCレディース第2日
女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUPマスターズGCレディース第2日が21日、兵庫・マスターズGC(6585ヤード、パー72)で行われた。54位で出た17歳・馬場咲希(代々木高2年)は1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの74で回って通算2オーバー。70位で予選落ちとなった。ショット、パットはともに不調で本来のプレーを披露できなかったが、会場では国内ツアー44勝、米ツアー17勝の岡本綾子(ダイワボウホールディングス)から、今後に向けて「金言」を受けたことを明かした。3打差の首位に通算13アンダ―の河本結(RICOH)。メルセデス・ランキング(MR)首位の山下美夢有(加賀電子)は、通算5オーバーの88位で18戦ぶりの予選落ちとなった。
馬場はこの日もバーディーチャンスを逃し続けた。8番パー5では、ピン下1.5メートルのパットを外し、眉間に手をやった。
「チャンスはあったけど、入りませんでした。後半は(予選通過ラインを考え)、自分を追い込んでしまいました」
今季から出場している国内ツアーの6試合目。前週の富士通レディースに続いて初めての2週連続出場となり、「体は疲れていませんが、気持ち的に疲れました」と振り返った。8月に日本人として37年ぶりに全米女子アマチュア選手権を制し、高い注目度は続いている。一方で、9月の住友生命Vitalityレディス東海クラシック以来2度目の予選落ちとなり、「課題だらけのラウンドでした」と話した。
だが、収穫は多かった。同組で予選ラウンドを回った原英莉花の飛距離とアグレッシブな攻め、小祝さくらの巧みなパッティングを間近で見て、「学びになることがたくさんありました」と前向き。さらに大会前日とこの日、会場入りしている岡本と話せたこともそうだった。
「これからのゴルフ人生について、アドバイスをいただきました。私もアメリカに行きたい気持ちがあるのですが、まず日本のプロテストのこと、アメリアでのQT(ツアー予選会)のことを教えていただき、『うまくいっても、いかなくてもポジティブに考えなさい』『周りのいろんな意見を耳にするだろうけど、気にしないで自分の思った道に進めばいいよ』と言っていただきました」
馬場は来月3日から、アジア太平洋女子アマ選手権(タイ)に出場。帰国後は、伊藤園レディス、大王製紙エリエールレディスに出場を予定している。ハードスケジュールは続くが、それぞれの試合で多くを学び、着実に前進していく。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)