原英莉花が8バーディー首位発進 冷静意識も「出ちゃいました」と3番会心ガッツポーズ
女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUPマスターズGCレディースは20日、兵庫・マスターズGC(6585ヤード、パー72)で開幕した。原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が8バーディー、1ボギーの65で回り、7アンダーで河本結(RICOH)と並び首位発進となった。会見では冷静さを貫きながらもガッツポーズが出た瞬間を回顧。「出ちゃいました(笑)」と笑顔で語った。
NOBUTA GROUPマスターズGCレディース開幕
女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUPマスターズGCレディースは20日、兵庫・マスターズGC(6585ヤード、パー72)で開幕した。原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が8バーディー、1ボギーの65で回り、7アンダーで河本結(RICOH)と並び首位発進となった。会見では冷静さを貫きながらもガッツポーズが出た瞬間を回顧。「出ちゃいました(笑)」と笑顔で語った。
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原は「冷静」をテーマにプレーした。ピンクのトップスにグレーのショートパンツ姿で臨んだ初日。インスタートから12番パー5で最初のバーディーを奪うと、497ヤードの15番パー5では見事2オン。イーグルは逃したがここもバーディーとし、前半だけで5つ伸ばした。最難関となった8番パー5で初めてのボギーを叩いたが、後半もスコアを伸ばした。
「青い炎を燃やしていました。リズムを変えないことと、自分の中の熱を一定にしておくことが一番いいかなと思っているので」
しかし、3番パー4で3メートルのバーディーパットを決めた瞬間、思わずガッツポーズがでた。「出ちゃいました(笑)。めっちゃ切れるラインですごく難しかったので、もし先週その場面が来てたら、3パットしているかもしれないぐらいの感じ。自分のイメージどおりに打てて、入ってくれたのですごい嬉しかったです」と笑った。
ショットは8月以降、好調を維持しているが、パットはフィーリングが掴めないままだった。しかし、前日になって「前に使っていたパターにしてもいいかも」と思い立ち、エースのピン型パターから角型パターに切り替えた。「グリップも太くしました。おかげで、今日はいいイメージのままラウンドできました」と明かした。
前々週はスタンレーレディスホンダを欠場し、師匠の“ジャンボ”こと尾崎将司の自宅を訪問。指導を受けながら、「いつになったら、2日連続5アンダーを出すんだ?」と発破をかけられた。「明日次第ですよね。『今年中に見せてくれよ』と言われてますので頑張ります」と意気込んだ。
前週終了時のメルセデス・ランキング(MR)は41位。35位以内に与えられる米女子ツアー共催大会TOTOジャパンクラシック(11月3~6日、滋賀・瀬田GC北C)の出場権は逃した。「めっちゃ、悔しかったです。なので、もう1試合は失わないようにしたいと思っています」。もう1試合とは、原が20年に制したメジャー大会で今季最終戦のJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップのことだ。
出場資格は40人。原は優勝するか、MRの順位を上げるしかない。「優勝して決めたいです。残り試合数も少ないですし、明日もいいプレーをして、いい流れを作りたいです」。65は自身の今季ベストタイ。師匠が厳命した「2日連続5アンダー」を達成すれば、昨年11月の大王製紙エリエールレディス以来、約11か月ぶりのツアー通算5勝目に一歩近づく。
(THE ANSWER編集部)