福島千里、2年ぶりの復活Vにも天然炸裂 「解放感もあるけど、達成感はほどほどです」
女王が高らかに復活を遂げた。中盤から力強くリードを広げ、日本選手権8度目の優勝。感極まるかと思いきや、福島はホッとした表情を浮かべた。
女王復活、福島が200mで2年ぶり8度目の優勝
陸上のアジア大会代表最終選考会兼日本選手権(山口・維新みらいふスタジアム)は24日、女子200メートル決勝が行われ、福島千里(セイコー)が23秒65で2年ぶり8度目の日本一に輝いた。2位は23秒83で市川華菜(ミズノ)。
女王が高らかに復活を遂げた。中盤から力強くリードを広げ、日本選手権8度目の優勝。感極まるかと思いきや、福島はホッとした表情を浮かべた。
「もう、キツかったぁと言うのが正直なところです。この3日間で、陸上人生において大きな経験が出来た日本選手権でした。初めて日本選手権で勝ったのが19歳、その時は100メートルで勝って北京五輪出場を決めた事が今でも昨日のことのように思い出します。あっという間の10年間でした」
100メートルでの初めての日本選手権優勝は10年前だった。10代だった当時から女王ロードを驀進。2016年まで6年連続で短距離2冠に輝いた。しかしプロ転向した昨年はふくらはぎの痙攣に苦しみ、100メートルで2位、200メートルでは5位。初めてと言えるくらい苦しいシーズンを過ごした。