V2古江彩佳、土壇場バーディーを生んだ冷静メンタル「動揺はない。奮い立たす気持ち」
女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディースは16日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6689ヤード、パー72)で最終日が行われ、5打差の単独首位で出た22歳の古江彩佳(富士通)が通算16アンダーで連覇を飾った。大会3勝目&日米ツアー通算9勝目。5位で出た20歳の岩井明愛(あきえ・Honda)の猛追を振り切った。
富士通レディース最終日
女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディースは16日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6689ヤード、パー72)で最終日が行われ、5打差の単独首位で出た22歳の古江彩佳(富士通)が通算16アンダーで連覇を飾った。大会3勝目&日米ツアー通算9勝目。5位で出た20歳の岩井明愛(あきえ・Honda)の猛追を振り切った。
古江が強さを見せた。序盤から耐える展開が続き、5番でこの日初バーディー。10番で3連続バーディーを奪った岩井に並ばれた。15番で1つ伸ばした相手に首位を譲ったが、16番で取り返して首位タイ。デッドヒートを繰り広げ、入れれば勝ちとなる最終18番で3メートル強のバーディーパットを決めた。力強いガッツポーズを披露。大きな拍手を受けた。
会見に出席した古江は一日を振り返った。
「本当に嬉しい気持ちでいっぱい。連覇も嬉しいし、所属先の大会での優勝が嬉しい。最後は絶対にパー、よくでバーディーという気持ち。(ウィニングパットは)3日間そんなにパットが入っていなかったけど、最後くらい決めたいという気持ちが強かった。
バーディーが少ないのは悔しいですね。トップで攻めづらいところもあったけど、耐えながらバーディーを獲れてよかった。13番のボードで並んでいることを確認しました。しっかりバーディーを獲っていきたい気持ちもあったけど、落ち着いて、落ち着いて、獲れる時に獲ろうと思ってプレーしていました」
最終18番の第1打でも「動揺はなかった。しっかりやらないといけないと奮い立たせる気持ち」と説明。メンタル面で意識していることについて「気持ちが上がりすぎている時は抑えるけど、今日はそこまでオーバーになっていなかった。いい感じで気持ちを整えられた。バーディーを獲らないといけないと思わず、ショット、パットに集中した」と明かした。
今季から米女子ツアーを主戦場とし、7月のスコットランド・オープンで同ツアー初優勝を果たした。今回は所属先主催のホステス大会で約3か月ぶりの国内凱旋試合。国内ツアーの優勝は昨年11月のTOTOジャパンクラシック以来だった。
次週のNOBUTA GROUP マスターズGCレディース(兵庫・マスターズGC)も連覇がかかる。「地元なのでしっかり頑張りたい」と先を見据えた。
(THE ANSWER編集部)