「人生を変える一日に」 22歳中島啓太は6打差大逆転Vを諦めない「そこを目指します」
米男子プロゴルフ(PGA)ツアー・ZOZOチャンピオンシップ第3日が15日、アコーディアG習志野CC(7079ヤード、パー70)で行われた。5位で出た中島啓太(フリー)は1イーグル、1ボギーの69で回り、通算8アンダーで14位に後退。しかし、17番のボギー後、最終18番でイーグルを奪ったことをプラスに捉えた。首位を走る14アンダーのリッキー・ファウラー(米国)とは6打差。プロ転向3戦目の22歳は優勝を諦めていない。
米男子ゴルフツアー・ZOZOチャンピオンシップ第3日
米男子プロゴルフ(PGA)ツアー・ZOZOチャンピオンシップ第3日が15日、アコーディアG習志野CC(7079ヤード、パー70)で行われた。5位で出た中島啓太(フリー)は1イーグル、1ボギーの69で回り、通算8アンダーで14位に後退。しかし、17番のボギー後、最終18番でイーグルを奪ったことをプラスに捉えた。首位を走る14アンダーのリッキー・ファウラー(米国)とは6打差。プロ転向3戦目の22歳は優勝を諦めていない。
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最終18番パー5。中島が12メートルのイーグルパットを沈めた。勢いのあるボールは、カップの奥に当たって沈んだ。その瞬間、グリーン周りは大歓声に包まれた。普段は冷静沈着な22歳も右手を前に出しながら、「カモン」と叫んだ。
「このホールでバウンスバックをしないとここ(米ツアー)では戦えないと思っていました。イーグルが決まったことで、いいアンダーパーになりました」
1番から16番まではパープレーを続けた。ピンチをしのぎつつ、バーディーパットが入らない展開。しかし、その流れは17番の3パットで崩れた。終盤に1ボギー。これで自分にプレッシャーをかけ、「最後にイーグルかバーディーを獲る」と腹を括った。
アマチュア世界ランク1位のキャリアに終止符を打ち、9月にプロ転向した。国内ツアー2試合でプレーし、米ツアーの今大会に主催者推薦出場。頭にあるのは、今年1月にハワイで出場したソニー・オープンのリベンジだった。第2日を終えて5位につけながら、第3日にスコアを伸ばせず39位に後退。最終日は41位とさらに順位を落とした。「あの時は厳しいピン位置を攻め切れませんでした。でも、今日は打つべきところに打てていました」と胸を張った。
最終日に向けてさらなる決意を口にした。
「人生を変えられる一日にしたいです。来年、プレーする場所も変えられるという意味です。そこを目指します」
首位のファウラーとは6打差。逆転優勝を飾れば、米ツアー出場権を手にすることができる。アマ世界一として、マスターズ、全米オープン、全英オープンにも出場してきた若武者。自分の可能性を信じて上を目指す。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)