F1日本GPで生まれた「世界中どこでも見ない」出来事 裏方すら虜にした鈴鹿の夜とは
3年ぶりに開催された自動車レースのF1日本GP。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2年連続の年間総合優勝を決めるなど、鈴鹿サーキットでドラマが生まれた。アストンマーチンのメカニックはレース以外で目にした光景に驚いた様子で、「世界中どのサーキットでもファンはこんなことはしない」と日本人ファンの演出を絶賛していた。
鈴鹿の夜を照らした緑の光にアストンマーチンのメカニック「だから鈴鹿が大好き」
3年ぶりに開催された自動車レースのF1日本GP。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2年連続の年間総合優勝を決めるなど、鈴鹿サーキットでドラマが生まれた。アストンマーチンのメカニックはレース以外で目にした光景に驚いた様子で、「世界中どのサーキットでもファンはこんなことはしない」と日本人ファンの演出を絶賛していた。
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アストンマーチンは公式YouTubeチャンネルで「インサイダー:セバスチャン・ベッテル最後の日本グランプリと鈴鹿のファンにさようなら IAMSTORIES」とのタイトルで動画を公開。日本GP開催中に鈴鹿で開催されたイベントでは、観客席を埋め尽くしたファンを前に同チーム所属のセバスチャン・ベッテルのトークショーが行われた。その最中、訪れたファンは緑色のLEDライトを振って鈴鹿の夜を照らしていた。
イベントにも参加したメカニックのマイキー・ブラウン氏は動画の中で「世界中どのサーキットに行っても、ファンはLEDライトを使ってこんな風なことはしない」と驚いた様子。ファンからの差し入れも多くもらったようで「彼らからのギフトの量、手作りのものまであって信じられないよ。このような経験は素晴らしい。特にドライバーと共有できるのが良いね」と表情を崩していた。
同じくメカニックのスコット・タガート氏は、実際にファンと交流した印象について「我々はただのメカニックだけど、スタンドのファンに帽子などをプレゼントする際は、世界王者やF1ドライバーと同じように接してくれる。そんな風に受け入れられるのは素敵な気分だよね」と日本人ファンの温かさを実感。ブラウン氏が「ここの場所とファンはとても特別。だから我々は鈴鹿に来るのが大好きなんだ」と説明すると、2人揃って「Arigato」と日本語で感謝していた。
日本GP開催中には、アストンマーチンのカラーであるグリーンのポロシャツとスカート姿の女性や、自作したグリーンのレーシングスーツ姿の少年をパドックやガレージに招待し、応援への感謝を示していたアストンマーチン。日本人ファンの粋な演出に、メカニックも心打たれていたようだ。
(THE ANSWER編集部)