女子Wエース競演でメダル確定 伊藤「凄い楽しんでできた」早田「1本でも多く返そうと」【世界卓球】
世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が6日、中国・成都で行われ、女子準々決勝に臨んだ世界ランキング2位の日本は、同30位のスロバキアに3-0で勝利。グループリーグ(GL)でも快勝を収めた相手を再び下し、4大会連続のメダルを確定させた。試合後、早田ひなは「向かってくる気持ちに対応できた」と語った。51年ぶりの金メダルを目指す大会。7日の準決勝・ドイツ戦に勝利すれば銀メダル以上が確定する。
世界卓球団体戦女子準々決勝
世界卓球団体戦(テレビ東京系&BSテレ東で連日放送)が6日、中国・成都で行われ、女子準々決勝に臨んだ世界ランキング2位の日本は、同30位のスロバキアに3-0で勝利。グループリーグ(GL)でも快勝を収めた相手を再び下し、4大会連続のメダルを確定させた。試合後、早田ひなは「向かってくる気持ちに対応できた」と語った。51年ぶりの金メダルを目指す大会。7日の準決勝・ドイツ戦に勝利すれば銀メダル以上が確定する。
GL初戦で3-0の快勝を収めた相手との再戦。日本は伊藤美誠、早田ひな、長崎美柚の3人で臨んだ。第1試合に出場した伊藤はラボショバーと対戦。GLでも対戦した相手に第1ゲームは出だしから5連続得点で主導権を握り、11-9で先取。その後は隙を見せず11-1、11-3、とわずか18分で勝利、第3ゲームに至っては4分しかかからなかった。
第2試合は早田が登場。バラージョバーと対戦した。第1ゲームはパワードライブに手こずるシーンもあり6-9と追い込まれたが、そこから5連続得点で逆転。11-9で先取すると第2ゲームは11-7、第3ゲームは7-11で奪われたが、立て直した第4ゲームは11-6で勝ち切った。
第3試合、ククルコバー戦に臨んだのは長崎。GLでの対戦ではストレートで破っていたが、第1ゲームはミスが目立って6-11で落とした。第2ゲームは11-5で取り返すと、その後も接戦をものにして、日本を勝利に導いた。
試合後のテレビインタビューで伊藤は「1試合目に当たった相手でやりずらさを持っていた。私も練習でも少しずつ良くなっている。調子が上がっているので、その成果を出せたらと思っていた。凄い楽しんでできた」と納得の表情。早田は「初めて対戦する相手。団体戦の勢いだったり、向こうもエースで自信を持って戦ってきた。向かってくる気持ちが強くて、それに自分もしっかり対応できた。最後までてこずる部分あって、点数は結構競ったけど、1本でも多く返す、1本でも変化を出す気持ちが強かった」と話した。
長崎は「相手選手が凄くトリッキーなプレーだったり、凄く感覚が良い選手だった。そういうボールに自分がもう少し対応能力を上げないといけないと思った。でも大事な場面で入れることができたよかった。(今日も幸せだった?)はい、伊藤選手と早田選手と3人で団体戦を組めて幸せ」と笑顔。最後にドイツ戦の抱負を聞かれた伊藤は「ドイツの選手はいろんなオールラウンダーというか、いろんな戦型がいる。凄く楽しい試合になると思う。私自身もチーム自体も向かっていきたい」と意気込んだ。
3位決定戦がないため、これでメダルが確定。7日に行われる世界ランキング5位・ドイツとの準決勝に勝てば4大会連続での銀メダル以上が確定する。
(THE ANSWER編集部)