大谷翔平が達成「ダブル規定到達」って何? “162投球回&502打席”の数字の価値とは
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、今季最終戦となった敵地アスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、5回を投げて1安打6奪三振1失点の力投も9敗目。史上初の投打ダブル規定到達を達成し、衝撃の二刀流イヤーを締めくくった。
チームの主力選手としての存在の証明に
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、今季最終戦となった敵地アスレチックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、5回を投げて1安打6奪三振1失点の力投も9敗目。史上初の投打ダブル規定到達を達成し、衝撃の二刀流イヤーを締めくくった。
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ライトなファンにとって馴染みが薄いのが「規定到達」というフレーズ。これはチームの主力選手としての存在を証明するものだ。
投手の「規定投球回」はチームの試合数×1イニング(162投球回)と定義され、最優秀防御率のタイトルを獲得するために必要に。打者の「規定打席」はチームの試合数×3.1(502打席)と定義され、首位打者などのタイトルを獲得するために必要に。1回無失点で防御率0.00の選手、1打数1安打の打率1.000の選手がタイトル獲得という不公平性を排除するため、率にまつわる表彰項目の前提条件だ。
つまり、それだけ試合に出続けて主力として存在した証し。レギュラーを外されたり、怪我で離脱があったりすると到達が難しい。それを大谷は投打2つの項目で達成したのだから、価値は凄まじいものといえる。5年目の大谷は規定打席は2年連続、規定投球回は初の到達となった。
(THE ANSWER編集部)