4位上田桃子、メジャー優勝へネット検索した言葉「タイガー メジャー どうしたら…」
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン第2日が30日、千葉・紫CCすみれC(6839ヤード、パー72)で行われた。9位で出た上田桃子(ZOZO)が、5バーディー、5ボギーの72で回って通算イーブンパーとし、首位に2打差の4位につけた。ツアー通算17勝(海外1勝を含む)も国内メジャーは未勝利。悲願達成に向け、タイガー・ウッズの思考も参考にしていることを明かした。首位は通算2アンダーの木村彩子(富山常備薬)。
日本女子オープン第2日
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン第2日が30日、千葉・紫CCすみれC(6839ヤード、パー72)で行われた。9位で出た上田桃子(ZOZO)が、5バーディー、5ボギーの72で回って通算イーブンパーとし、首位に2打差の4位につけた。ツアー通算17勝(海外1勝を含む)も国内メジャーは未勝利。悲願達成に向け、タイガー・ウッズの思考も参考にしていることを明かした。首位は通算2アンダーの木村彩子(富山常備薬)。
最終18番パー5。上田は1.5メートルのバーディーパットを決め、スコアをイーブンに戻した。メジャー設定の「我慢大会」。我慢に我慢を重ねながらスコアをキープした。
「ピン位置が厳しかったので、バンカーから寄らなかったり、ウェッジで池に入れたりもしましたが、ずっと『切り替え、切り替え』と思っていました。自分の目標があるので、こんなことでくじけられないと思いましたし、悔しかったからこそ、(ミスを)忘れられました」
目標とは国内メジャー大会初制覇だ。ツアー17勝の実績はあるが、メジャータイトルには縁がない。そして、今季の開幕前に立てた目標が「メジャーで勝つ」。今大会に関しては、2020年3位、21年2位だっただけに、より思いを強くしている。日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯を19位で終えた後には、タイガー・ウッズの考え方をインターネットで調べたという。
「結構、へこんでいたので『タイガー メジャー どうしたら勝てる』で検索してみました。そうしたら、『日曜日をいい位置で迎えることを大事している』と書いてあったので、大会前から『日曜日にいい位置で』と思っていました。とりあえず、土曜日はいい位置なので明日も集中したいです」
大会開幕2日前のプロアマ戦は、首痛で欠場。痛みで仰向けでは寝られない状態だったという。
「首の左側が痛くなりました。もし、千葉開催でなければ自分の(主治医がいる)病院にも通えなかったし、出場はできなかったと思います。毎年、決まった時期に出る痛みなんですけど……」
痛みは背中にまで及んだが、医師の処置で和らいで、開幕前日には練習ラウンドがこなせた。初日をイーブンパーで終え、この日もスコアをキープ。首位とは2打差で決勝ラウンドを迎える。
「気持ちが先走らないようにしたいです。このコースは流れ1つで変わるので、厳しいところ、(バーディーを)獲れるところとメリハリをつけていきたいです」
36歳の上田は今の心技体を結集し、メジャー大会出場52戦目で悲願達成を狙う。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)