住友生命東海C最終日

　女子ゴルフの国内ツアー・住友生命Vitalityレディス 東海クラシック最終日が18日、愛知・新南愛知CC美浜C（6502ヤード、パー72）で行われた。今大会は、日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）入会10年以上の最上位選手に賞金50万円の特別賞「Vitalityスイート10賞」（提供＝住友生命保険相互会社）が設定され、入会16年の34歳・有村智恵（フリー）が通算9アンダーの4位で獲得した。11位から出たこの日は4バーディー、ボギーなしで68をマーク。今季最高順位で堂々の受賞となった。

　有村が、今大会のベテランNo.1になった。対象者は29人いたが、前日まで通算6アンダーの8位でトップを走っていた上田桃子を逆転した。

「めちゃくちゃ嬉しいです。本当に狙っていたので（笑）」

　ツアーでルーキーを対象にした賞の設定は珍しくなく、今大会も優勝した19歳・尾関彩美悠が受賞した。しかし、ベテランを対象にした賞は異例で、有村は「私たちの中でもビッグニュースだったというか、今週、選手の中ではこの賞の話題で持ち切りでした。それをしっかり取れて良かったと思います」と実感を込めた。

　次戦は、東北高時代を過ごした宮城県で開催されるミヤギテレビ杯ダンロップ（23～25日、宮城・利府GC）。今大会で上位に入った自信を胸に、有村は「来週こそ優勝できるように頑張りたいです」と前を見据えた。