憧れの羽生結弦へ、4回転アクセル成功の17歳マリニンが感謝「確実に僕に刺激与えた」
フィギュアスケートの17歳イリア・マリニン(米国)が14日(日本時間15日)、米レークプラシッドで行われたUSインターナショナルの男子フリーで、世界で初めて4回転アクセルの着氷に成功した。米記者や海外メディアはジャンプ動画を公開。
イリア・マリニンが4回転アクセルを着氷
フィギュアスケートの17歳イリア・マリニン(米国)が14日(日本時間15日)、米レークプラシッドで行われたUSインターナショナルの男子フリーで、世界で初めて4回転アクセルの着氷に成功した。米記者や海外メディアはジャンプ動画を公開。
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17歳が歴史を塗り替えた。マリニンは冒頭に大技挑戦。前向きに踏み切ると、高さのあるジャンプを披露した。しっかり片足で着氷し、両手を広げてバランスを取った。
米紙「ワシントンポスト」はマリニンの記事を掲載。「観客はすぐに彼が何を達成したのかわかったようで、ジャンプ後に大きな歓声が起きた」と盛り上がりを描写した。さらにマリニンは米フィギュアスケート協会を通じ、感謝を込めるようにこう語っている。
「本当に良い気分。練習ではタイミングの取り方などは簡単に思えるけど」「競技会で挑戦するのはまた違う話。ナーバスになって重圧も感じるから。だから、家にいるような感覚で臨んで良い感じだったと思う。3月とか4月から技術力を上げようと努力していて、(ユヅル・ハニュウの存在は)確実に僕に刺激を与えていた」
4回転アクセルは、五輪連覇王者の羽生結弦が2月の北京五輪で挑戦。回転不足で転倒したものの、国際スケート連盟(ISU)公認大会ではジャンプとして初の認定を受けていた。過去にも羽生への憧れやリスペクトの想いを明かしていたマリニン。記事では「マリニンが最初の4回転アクセル成功者となったが、競技会で最初に挑戦した選手は、彼ではない。日本の伝説的スケーター、ユヅル・ハニュウが北京五輪で挑戦していた」と先駆者を紹介した。
この日のマリニンのフリーは185.44点、合計257.28点。ショートプログラム(SP)は6位だったが、逆転優勝を飾った。
(THE ANSWER編集部)