ファン待望の日本人対決は目を合わせず“口撃合戦” 寺地「バチバチ」京口「因縁ある」
京口も強気「オファーをかわされていた。負けて手のひら返しをしている」
これまで対戦を熱望していたが、寺地は連続防衛回数の日本記録(13回)を目標にしていたため、2人の距離が離れた時期も。しかし、王座陥落で記録が途絶えた寺地は、本格的に統一戦へ舵を切った。これに京口は「向こうは防衛回数にこだわって(オファーを)かわされているなと感じた。負けて手のひら返しをしましたよね」と強気に語り、報道陣の笑いを誘った。
さらに寺地という相手に強いこだわりを持っているわけではなく、「ただのWBCのベルトを持った選手というくくり」と断言。「負けたから弱くなったわけじゃない。今までより強い選手になった。人間的にも、這い上がったという意味で確実に強くなっている」と敬意と警戒の姿勢を見せた。
会見でも互いに上回っている部分を問われ、寺地が「自分の中では全て勝っている」と言えば、京口も「海外でここ2戦防衛している。キャリアは上回っているとは確実に思っている」とバチバチ。日本人同士の王座統一戦は、12年6月にWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔がWBA王者・八重樫東に判定勝ちして以来、10年ぶり2度目となる。今回の興行はAmazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第3弾として独占生配信される。
【11月1日対戦カード】
◇WBC&WBAスーパー世界ライトフライ級王座統一戦
WBC王者・寺地拳四朗(BMB) VS WBAスーパー王者・京口紘人(ワタナベ)
◇WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ) VS 日本&東洋太平洋&WBOアジアパシフィック(AP)同級統一王者・岩田翔吉(帝拳)
◇スーパーフライ級10回戦
WBO世界フライ級王者・中谷潤人(M.T) VS フランシスコ・ロドリゲス(メキシコ)
◇WBO・APライト級タイトルマッチ
王者・吉野修一郎(三迫) VS 中谷正義(帝拳)
(THE ANSWER編集部)