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挑発と受け取られた試合中のポーズを猛省 ボクサー平岡アンディ、豪快TKOで21連勝

勝利の直後、父・ジャスティストレーナー(手前)に労われた平岡【写真:浜田洋平】
勝利の直後、父・ジャスティストレーナー(手前)に労われた平岡【写真:浜田洋平】

トレーナーの父「お客さんがよければ一番なんだから」

 ガーナ系米国人の父、ジャスティス・コジョ・トレーナーが独特な表現を交えて明かす。


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「怒りました。(前回は)押せと言ったけど、本人はたくさんの人が見ているので長いラウンドをしたいと思っていた。でも、ファンはそうじゃなくて、『遊んでいる』という意見。自分の好きな音楽もいいけど、ファンの方が好きな音楽をやらないといけない。自分のボクシングをやれなかったとしても、お客さんがよければそれが一番なんだから」

 平岡も「決して相手を馬鹿にするという意味でやったわけじゃないんです」と説明。この日は真剣勝負で実力差を見せつけ、観衆を喜ばせた。普段は厳しい父も「結構よかった。勝ったからではなく、練習でやったことができたから点数は高い」と及第点。大橋会長も「今日は一番よかった。相手は相打ちの一発があるので、久々にボクシングの醍醐味、迫力のある試合」と評価した。

 米興行大手・トップランク社とプロモート契約した2019年秋と20年秋に米ラスベガスで連続KO勝ち。近い将来の世界挑戦を目指す中、現在の世界ランクはIBF9位、WBO13位としている。陣営は年内に日本でもう1試合挟み、来年の海外リングを見据える。今年は4試合になる見通しだ。

 世界では猛者の多い階級。平岡はさらなる強さを求めていく。

「(年間4試合目の)チャンスをいただけるのはありがたい。持っている全てのパンチを磨きたいです。2ラウンドで終わったので、早めにランニングから始めていこうと思います。またラスベガスで試合をしたい。そこまでに自分の底上げをしたいです」

 取材エリアから去る際、報道陣にまでエレベーターを譲り「遅くまでありがとうございました」とお辞儀していた。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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