ゴルフ5レディスはセキ・ユウティンが初優勝

　女子ゴルフの国内ツアー・ゴルフ5レディスは4日、千葉・ゴルフ5Cオークビレッヂ（6465ヤード、パー72）で最終日が行われ、セキ・ユウティン（ミツウロコグループホールディングス）が悲願のツアー初優勝を果たした。福井生まれで中国育ちの24歳。通算12アンダーで並んだ前年女王の吉田優利（エプソン）とのプレーオフを制したが、ファンからは最初に祝福した吉田にも労いと称賛の声が寄せられている。

　セキと吉田の一騎打ちは2ホール目で決着がついた。ともにパーオン。吉田がバーディーパットを外した後、セキが2メートル半のバーディーパットをねじ込んだ。渾身のガッツポーズ。これを見ていた吉田は拍手しながら歩み寄り、なにか言葉をかけながら握手で祝福した。セキも軽くお辞儀をしながら応えていた。

　セキはその後、初優勝に涙。歓喜のシーンを日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）公式ツイッターが公開。大粒の涙を拭ったセキに「おめでとう」「涙が出た」とファンから祝福のコメントが集まったほか、22歳の吉田にも「惜しかった。最後の強気なパットに入れ～って叫んだ！」「表情が印象的」「吉田優利選手もナイスプレー！」などとコメントが書き込まれていた。