ダルビッシュが球審に取った行動を米称賛 日米3000Kの裏で見せた「一流の振る舞い」
米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手は2日(日本時間3日)、敵地ドジャース戦に先発し、7回2安打9奪三振の無失点で今季12勝目を挙げた。4回には156キロの速球を捕手が後逸し、球審を直撃。ダルビッシュはすぐに歩み寄った。米投球分析家が動画を公開すると、米ファンからは「一流の振る舞い」「なんて健全な男」と称賛の声が上がった。
ダルビッシュが敵地ドジャース戦に先発
米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手は2日(日本時間3日)、敵地ドジャース戦に先発し、7回2安打9奪三振の無失点で今季12勝目を挙げた。4回には156キロの速球を捕手が後逸し、球審を直撃。ダルビッシュはすぐに歩み寄った。米投球分析家が動画を公開すると、米ファンからは「一流の振る舞い」「なんて健全な男」と称賛の声が上がった。
ダルビッシュが言葉をかけた。4-0の4回2死二塁。6番ガロを追い込むと、97マイル(約156.1キロ)の直球でバットを振らせた。空振り三振かと思われた一球。しかし、捕手のミットには収まらず、アルフォンソ・マルケス球審の左胸付近を直撃した。左腕にも当たったようで、ダルビッシュは痛がるマルケス球審のもとへ。グラブで軽く背中を叩く気遣いを見せると、球審も肩を触って返した。
一連の動画を公開したのは、「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる米投球分析家ロブ・フリードマン氏。ツイッターに「ユウ・ダルビッシュ、97マイルの速球(そしてアルフォンソ・マルケスに、サイン違いで異なる球種を投げたことを謝罪『すみません』)」と記した。
米ファンは「痛そうね……ユウ、あなたのせいじゃないよ」と注目していたが、直後の行動に対し、「ユウ・ダルビッシュはなんて健全な男なんだ」「なんて良い男だろう」「一流の振る舞いだ」と称賛のコメントも相次いだ。
この一球はファウル判定となったが、ダルビッシュは結果的に見逃し三振に仕留めた。5回には日米通算3000奪三振を達成し、7-1の勝利に貢献。日本人投手通算1000勝の節目を飾った。今季12勝目の裏で思わぬ行動が注目を浴びていた。
(THE ANSWER編集部)