3位原英莉花、涙のV逸から1週間 再び巡ってきた逆転の好機「気負い過ぎず、判断を」
女子ゴルフの国内ツアー・ゴルフ5レディス第2日が3日、千葉・ゴルフ5Cオークビレッヂ(6465ヤード、パー72)で行われた。原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は5バーディー、2ボギーの69で回り、通算8アンダーで3位をキープ。前週は、最終日を単独首位で迎えながら7位で涙を流した。今大会は、2打差で単独首位に立つ勝みなみ(明治安田生命)を追う。
ゴルフ5レディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・ゴルフ5レディス第2日が3日、千葉・ゴルフ5Cオークビレッヂ(6465ヤード、パー72)で行われた。原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は5バーディー、2ボギーの69で回り、通算8アンダーで3位をキープ。前週は、最終日を単独首位で迎えながら7位で涙を流した。今大会は、2打差で単独首位に立つ勝みなみ(明治安田生命)を追う。
原は「ご褒美をもらった」と表現した。16番パー5。ピンから20ヤードのアプローチが、イメージ通りにカップインしたからだ。
「今年、習得した包み込むイメージのロブショットです。ちょうどそれを使う場面でした。16、17ヤード地点に落ちてすぐに入りました。去年、(全英女子オープンで)イギリスに行く前から練習して今年は使っています。ただ、(カップに)入ったことはなかったので、良かったと思います」
伸ばし合いの中で、貴重なバーディー。順位は3位のままだが、初日から首位を走る勝との差を4から2に縮め、再び今季初優勝のチャンスを引き寄せた。単独首位で迎えた前週のニトリレディス最終日は76を打って7位。その反省も踏まえ、原は意気込んだ。
「気負い過ぎず、しっかりと状況判断をして、どれだけバーディーチャンスにつけられるかに着目して頑張りたいです」
最近は、TBSの日曜劇場「オールドルーキー」を録画視聴し、同作がテーマにしているスポーツマネジメントや自身のキャリアについても考えるようになったという。「いろいろと、『あー』と感じました。いろんなことが重なってこうなっている。私は選手の終わりを考えたことがなかったですし、もっと頑張りたいとも思いました」。まだ23歳の黄金世代。復調して「やっと開幕した感じ」と話す原が、努めて冷静に前を見据えた。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)