原英莉花は3位好発進 逆風&打ち上げでも277yビッグショット披露「今のヤバい!って」
女子ゴルフの国内ツアー・ゴルフ5レディスが2日、千葉・ゴルフ5Cオークビレッヂ(6465ヤード、パー72)で開幕した。前週7位の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は、6バーディー、1ボギーの67で5アンダー。首位に4打差の3位につけた。逆風、打ち上げの6番パー5(488ヤード)では衝撃のドライバーショットも放った。
ゴルフ5レディス初日
女子ゴルフの国内ツアー・ゴルフ5レディスが2日、千葉・ゴルフ5Cオークビレッヂ(6465ヤード、パー72)で開幕した。前週7位の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は、6バーディー、1ボギーの67で5アンダー。首位に4打差の3位につけた。逆風、打ち上げの6番パー5(488ヤード)では衝撃のドライバーショットも放った。
6番パー5。原が放ったドライバーショットが、観客の度肝を抜いた。雨が降り、逆風、打ち上げの状況下、高い弾道で想定外の位置までボールを運んだからだ。原自身も会見で手ごたえを語った。
「久しぶりにあのホールはいいショットが打てました。キャディーさんとも『今のヤバい、いい感じだった!』って話して(笑)」
同ホールはドライビングディスタンスが記録されており、原は277ヤード。2位で268ヤードの神谷そらを9ヤード上回る全選手中1位の飛距離で、楽々と2オンにも成功した。前日、「責任あるインパクトをする」と宣言した通り、自分の決めたアライメント(体の向き)で、迷わずに振り切った結果だった。
「最初のホールをパーで重ねて、ロングでしっかりバーディー獲っていけたのが良かった。今日もリズムよくプレーが出来たかなと思います」
後半の13番パー5でも、飛距離を生かして楽々のバーディー。アイアンショットでもピンを絡める場面があり、声を弾ませた。
「ドライバーは(8月の)NEC(軽井沢72ゴルフトーナメント)ぐらいから良くなってきました。(腰痛が癒えて)体の状態が良くなったこともありますが、心に余裕ができてきました」
昨年11月の大王製紙エリエールレディス以来となる優勝を目指す。「いろんなニュースを観たりとか、ドラマを見ていても、俳優さんが素晴らしい演技を頑張っているところを観て、勝手にパワーをもらっています(笑)」。勝ちたい気持ちは強いが、「自分だけが頑張っているんじゃない」とも思えるようにもなり、いい精神状態を保てている。
前週は単独首位で迎えた最終日に崩れたが、今は心技体がベストの状態。原は自分自身へのリベンジも期し、残り2日に全てを懸ける。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)