大谷翔平30号で“ジャッジ派”の敵地実況は沈黙 その間50秒、米解説「これはデカい」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は31日(日本時間1日)、本拠地ヤンキース戦に「3番・DH」で先発出場。6回の第3打席に、ヤンキースのエース右腕ゲリット・コール投手から逆転の30号3ランを放ち、チームを3-2の勝利に導いた。MVP争いでアーロン・ジャッジ外野手を猛プッシュしていた敵地ニューヨークのテレビ局「YESネットワーク」の名物実況マイケル・ケイ氏は、大谷の一発で50秒間の沈黙を余儀なくされている。
ジャッジMVP猛プッシュの名物実況が沈黙
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は31日(日本時間1日)、本拠地ヤンキース戦に「3番・DH」で先発出場。6回の第3打席に、ヤンキースのエース右腕ゲリット・コール投手から逆転の30号3ランを放ち、チームを3-2の勝利に導いた。MVP争いでアーロン・ジャッジ外野手を猛プッシュしていた敵地ニューヨークのテレビ局「YESネットワーク」の名物実況マイケル・ケイ氏は、大谷の一発で50秒間の沈黙を余儀なくされている。
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メジャー屈指の剛腕が投じた、自慢のフォーシームを打ち砕いた。2点を追う6回1死一、二塁の第3打席。大谷は3球目の157キロ速球を完璧にとらえた。確信した様子で打球を見つめ、一塁へ走り始めた大谷。敵地メディアの実況を務めたケイ氏は、ハイテンションでこう伝えた。
「センター方向に運んだ。ヒックスが下がる。振り向いて、見送った。シーヤ!(またな!)オオタニの3ランでエンゼルスが3-2とリード」
中継画面では、ダイヤモンドを疾走する大谷のガッツポーズや直前のトラウトの打席で失策したアイザイア・カイナーファレファ内野手とコールの表情を画面で映しながらも、敵地放送席は30秒間の沈黙に包まれた。
ダグアウトに戻った大谷が仲間とハイファイブで喜び始めると、解説のジャック・カリー氏がようやく、「今季30号です。これはデカい」とコメント。50秒間発言のなかったケイ氏は「ここでレンヒーフォです」と続く打者の名前を絞りだすしかなかった。
ケイ氏は前日の第2戦前に、ツイッターで「私は36年間野球の取材をしているが今季のジャッジは私が目にしてきた最高のシーズンの1つだ。ヤンキースから彼がいなくなれば、プレーオフ進出は大変だっただろう。オオタニがエンゼルスからいなくなっても、彼らは(ポストシーズンを)外から眺めることだろう。もっとも価値があるのは?」と持論を展開。チーム状況からジャッジこそMVPに相応しいと主張し、議論を呼んだばかりだった。
(THE ANSWER編集部)