原英莉花、V逸で大粒の涙「悔しい。優勝したい」 痛恨ダボで2打差守れず失速7位
女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディスは28日、北海道・小樽CC(6655ヤード、パー72)で最終日が行われ、2打差の首位で出た原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの76と崩れ、通算5アンダーの7位に終わった。昨年11月以来9か月ぶりの優勝はならず、会見で大粒の涙。出だしの2番でダブルボギーを叩いて後続に並ばれた後、なかなかバーディーを奪えず後退し、ツアー通算5勝目はお預けとなった。
ニトリレディス最終日
女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディスは28日、北海道・小樽CC(6655ヤード、パー72)で最終日が行われ、2打差の首位で出た原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの76と崩れ、通算5アンダーの7位に終わった。昨年11月以来9か月ぶりの優勝はならず、会見で大粒の涙。出だしの2番でダブルボギーを叩いて後続に並ばれた後、なかなかバーディーを奪えず後退し、ツアー通算5勝目はお預けとなった。
これまでの3日間とは打って変わり、原から笑顔が消えた。1番パー4こそパー発進したものの、2番パー4ではパーパットが大きくオーバー。返しのパットも入らず4パットのダブルボギーとして、同じ最終組の稲見萌寧、山下美夢有に並ばれた。その後は何度かピンチをしのぎながらパーセーブを続ける我慢のゴルフだった。しかし、12番パー3でボギー。次第にショットも曲がり始め、15、16番の連続ボギーで優勝戦線から後退した。
この日、唯一の見せ場となったが17番パー3。1オンこそ逃したが、セカンドカットからのアプローチが直接カップに入るチップインバーディーとなり、ようやく笑顔が見られた。最終18番もティーショットを右に曲げ、バーディーパットも右に外してパーでフィニッシュ。うつむきながら観衆の声援に応えた。
テレビインタビューでは「久々の優勝争いで今日は力んだなと。2番が私の中ではちょっと残念でした」とコメント。涙を堪えながら「もうそうですね、久しぶりの優勝争いで気持ちも高まっていますし、久しぶりに悔しい気持ちもあるので、来週からも優勝目指して、もっとピンに絡めてバーディーを獲れるようにしたいです。ありがとうございました」と振り絞った。
一方、会見では涙が止まらず。「普通に悔しいです。久しぶりの優勝争いで力んでいた。チャンスを待ちきれなかった。安全に、もう少し石橋を叩いていければよかった。うまく試合をつくれなかった」とコメント。9か月ぶりの優勝は逃したが「毎週勝つぞ、という気持ちで戦いたいし、どんな状況であってもピンを狙ってバーディーを獲っていきたい。たくさんバーディーを獲って優勝したいです」と前を向いた。
(THE ANSWER編集部)