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せっかくのHRキャッチ直後に転売 まさかの理由を購入者告白「取り戻さなきゃダメ」

米大リーグで珍しいシーンが繰り広げられた。フィラデルフィアで行われたフィリーズとマーリンズの試合中、ホームランボールをファン同士が200ドル(約2万7000円)で“転売”。購入者は「取り戻さなきゃいけないから」と、まさかの理由を説明した。この様子が地元局の中継映像として流れ、話題を集めている。

フィリーズvsマーリンズ戦でのワンシーンが話題を集めている(画像は「バリー・スポーツ・フロリダ」マーリンズ専門ツイッターのスクリーンショットより)
フィリーズvsマーリンズ戦でのワンシーンが話題を集めている(画像は「バリー・スポーツ・フロリダ」マーリンズ専門ツイッターのスクリーンショットより)

フィリーズvsマーリンズ戦でのワンシーンとは

 米大リーグで珍しいシーンが繰り広げられた。フィラデルフィアで行われたフィリーズとマーリンズの試合中、ホームランボールをファン同士が200ドル(約2万7000円)で“転売”。購入者は「取り戻さなきゃいけないから」と、まさかの理由を説明した。この様子が地元局の中継映像として流れ、話題を集めている。

 0-1の4回、マーリンズの攻撃。5番のJ・Jブレディは右翼席前列に同点弾を放った。直後、男性ファンが財布から紙幣を取り出し、ホームランボールを手にした別の男性と交換した。ボールを譲り受けた男性はスタンドを移動。マーリンズのユニホームを着た女性に手渡した。

 米フロリダ地元局「バリー・スポーツ・フロリダ」マーリンズ専門ツイッターは、一部始終を捉えた動画を公開。むき出しの紙幣が行き交う生々しい光景だったが、実は最後にボールをもらった女性は、なんと本塁打を放ったJ・J・ブレディの恋人エミリーさんだった。エミリーさんの知人がボールを手にしたフィリーズファンに掛け合い、その場で購入し、プレゼントしたという。

 別の動画では、リポーターのクレイグ・ミネルビーニ氏がエミリーさんと知人を直撃取材。知人は「エミリーのために、ボールをキャッチしたファンに200ドルとの交換を提案したんです」と交渉内容を明かした。さらに「最初に100ドルを提案したんだけど、彼は200だと言ったから、決まりだってね。ボールを取り戻さなければいけなかったら」と“足元を見られた”ことも打ち明けた。

 これに対し、ファンからは「100ドルを受け入れなかったなんて」「フィリーズのファンは最悪だな」といったフィリーズファンへの辛辣なコメントも寄せられているが、エミリーさんは「このボールは本当にプライスレスです」と喜びを隠さなかった。

(THE ANSWER編集部)

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