なぜ、投手が歓喜の輪を避けたのか 米高校野球で起きた感動ドラマ「これは美しい」
幼馴染だった2人の友情、再生60万回「これは本物の友情だ」
2人は幼馴染の関係にあったという。両者が州大会進出をかけた最後の1人として対峙する。1人は敗れ、1人は勝者となる。なんとも残酷な場面ではあるが、そんな場面でもコーエンは仲間と歓喜を分かち合うより、親友を慰めることを選んだ。映像を目の当たりにしたファンから感動の声が殺到している。
「これは本物の友情、スポーツマンシップ、一流の行為が示されている」
「全ての親はこの映像を見るべき」
「なんて素晴らしい友人だ」
「純然たる一流の行為」
「これぞスポーツ!!!」
「尊敬する」
「これは美しい!!!」
再生60万回を突破したESPNの返信欄ではコメントが殺到。さらにMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」も「その瞬間、歩み寄ったのは、味方のもとではなかった。米国の高校野球、州大会進出をかけた一戦だった」とツイートし、動画を公開。「なんて素晴らしい少年だ」「偉大な物語」「よくやったピッチャー」など、こちらも感動の声が上がっていた。
高校野球といえば、日本では度々、野球ファンを飛び越えて胸を打つシーンがあり、近年では甲子園進出を決めた瞬間に打者のバットを相手ベンチに届けた捕手が話題を呼んだこともあった。10代の高校生が白球を巡って演じる感動ドラマは、日米共通のようだった。
(THE ANSWER編集部)