米国の陸上で「4×400mリレー」での驚異の“差し切り”が話題に

　米の陸上競技で決まった驚異の“差し切り”が話題を呼んでいる。米スポーツ専門局「ESPN」のスポーツ情報番組「スポーツセンター」の公式ツイッターが驚愕のレースを動画で公開。米メディアも、このレースを特集している。

　見事な差し切りだった。舞台は6月9日（日本時間10日）に行われた、NCAA選手権の女子「4×400メートルリレー」。ラスト1周、4番手でバトンを受けた南カリフォルニア大だったが、ここからが驚きだった。

　米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「FOR THE WIN」はこうレポートしている。

「NCAA選手権を制するためには勝利が必要であったが、南カリフォルニア大学は不安定な状況に立たされていた。パデュー大は大量リードしており、南カリフォルニア大学にチャンスは全くなかった。最終周に入る直前にバトンミスをしてしまい、あわや衝突という状況であったのだ」

　南カリフォルニア大のアンカー、ケンドール・エリスはバトンを受け取るのに手間取り、順位を4位に落とした。だが、ここからすぐに巻き返しすぐに3位に浮上。だがこの時点で首位はおろか、2位とも大きな差があった。