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勝みなみ、4日間ノーボギーVが「史上初」で仰天「え~、嬉しい!全然知らなかった」

女子ゴルフの国内ツアー・楽天スーパーレディースは31日、兵庫・東急グランドオークGC(6616ヤード、パー72)で最終日が行われ、勝みなみ(明治安田生命)が1バーディー、ボギーなしの71で回り、通算22アンダーでツアー通算7勝目(アマ時代を含む)を挙げた。4日間大会をボギーなしで優勝するのは史上初の快挙となったが、最終日は“自分との闘い”だったことを明かした。

史上初、ノーボギーで優勝を飾った勝みなみ【写真:Getty Images】
史上初、ノーボギーで優勝を飾った勝みなみ【写真:Getty Images】

楽天スーパーレディース最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・楽天スーパーレディースは31日、兵庫・東急グランドオークGC(6616ヤード、パー72)で最終日が行われ、勝みなみ(明治安田生命)が1バーディー、ボギーなしの71で回り、通算22アンダーでツアー通算7勝目(アマ時代を含む)を挙げた。4日間大会をボギーなしで優勝するのは史上初の快挙となったが、最終日は“自分との闘い”だったことを明かした。

 3日目を終えて2位に9打差。十分すぎる“貯金”を持って迎えた最終日は、朝から妙なプレッシャーを感じていた。前日までノーボギー。「今日、ボギーは打てないな」という思いが自分の体を支配していった。

 2番できわどくパーセーブ。3番パー3では9アイアンで打って4メートルにつけると、この大会22個目のバーディーを奪った。前日までの勢いをキープし、さらにバーディーラッシュが続くと思われたが、ここから別人のゴルフとなった。「攻めたけど、セーフティーに行きたがる自分がいた」と振り返ったように、体が思うように動かなくなってピンチの連続となった。

 それでも、7番の3メートル、12番の4メートルをねじ込んでパーセーブに成功。17番パー3はティーショットがグリーン奥のラフに入り、アプローチもショートして4メートルが残った。緊張に包まれたパットも打った瞬間は「入らないと思った」というが、結果はど真ん中からカップイン。「あれでパー、取れるんだ……」と驚いたという。

 結果、最終日のバーディーは1つだけだったが、見事に国内女子4日間大会では初のノーボギー優勝を達成。だが、これが前人未踏の記録だったことは知らなかったそう。「え~、うれしい! 全然知らなかったです。でも、かえって良かったかも。知ってたらダメだったかもしれないので」と笑った。

 ショットが良くなり、前日までの“貯金”が余裕を生んだ。とはいえ、ノーボギーのプレッシャーのせいで72ホールのツアー最少ストローク(24アンダー)記録更新の夢はかなわなかった。「(スコアを)伸ばしたい気持ちはあったし、両方の記録を更新したかった。チャンスはあっただけに、そこは残念」と少しだけ表情を曇らせたが、「でも優勝できたから良かったです」と上を向いた。

 来週は急遽、海外メジャー最終戦のAIG全英女子オープン(8月4~7日)の出場が決まったため渡英する。「ショットも良くなっているし、予選を通過して上位で終われるようにしたい」とメジャーでの躍進に思いを馳せた。

(THE ANSWER編集部)


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