国内ツアー・楽天スーパーレディース第1日

　女子ゴルフの国内ツアー・楽天スーパーレディースは28日、兵庫・東急グランドオークGCで第1日が行われ、昨季賞金女王の稲見萌寧（Rakuten）が9バーディー、1ボギーの64で回り、通算8アンダーで首位発進。29日に誕生日を迎え、22歳ラスト1日を最高の形で締めくくった。

　猛暑の伸ばし合いで首位に立ったのは稲見だった。「ショットが少しマシだったのもあって、5メートルくらいのパットが入ってくれてスコア伸ばせた」。暑さもあったが「（記録的猛暑となった）資生堂レディスに比べたらマシ」と同組で話しながら乗り切った。

　29日に誕生日を迎える稲見はこの日が22歳ラストラウンド。東京五輪銀メダル、賞金女王獲得と躍進した一方で、今季前半戦は苦しみも味わった1年を最高の形で締めくくり、「（予選通過をかけて）明日ヒヤヒヤというのは免れた雰囲気」と安堵の笑みを浮かべた。

　誕生日のラウンドは気になるものだという。本人は「何週間か前に自分の誕生日と大会が被っているかチェックします。そうしたら『ああ、被った』と」と笑った。「良い雰囲気でいけるので良かった」と言い、誕生日となる第2日の夜についても「（普段と）変わらないし、遊びに行く予定もないので」と集中している。

　前述の資生堂レディスの頃は、梅雨明けの急激な気温上昇で食欲も落ちたというが、徐々に適応。「食べて寝れば大丈夫です。（ケアは）お風呂などがどうというより、めちゃくちゃ食べるようにしています。今はちゃんと食べられています」とアピールし、23歳初勝利を狙う。

　1打差の2位に勝みなみと仲宗根澄香、2打差の4位に安田祐香、ペ・ソンウ、天本ハルカがつけている。