決勝進出の1600mリレー日本 ジャマイカに競り勝った4走中島「負けるわけがないと(笑)」
オレゴン世界陸上が23日(日本時間24日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第9日が行われた。男子4×400メートルリレー予選1組で日本(佐藤風雅、川端魁人、ウォルシュ・ジュリアン、中島佑気ジョセフ)は3分1秒53を記録し、2003年パリ大会以来19年ぶり決勝進出の快挙を果たした。同組のジャマイカ、トリニダードトバゴを競り落とす激走となったが、選手たちは落ち着いた様子でレースを振り返った。
オレゴン世界陸上
オレゴン世界陸上が23日(日本時間24日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第9日が行われた。男子4×400メートルリレー予選1組で日本(佐藤風雅、川端魁人、ウォルシュ・ジュリアン、中島佑気ジョセフ)は3分1秒53を記録し、2003年パリ大会以来19年ぶり決勝進出の快挙を果たした。同組のジャマイカ、トリニダードトバゴを競り落とす激走となったが、選手たちは落ち着いた様子でレースを振り返った。
スタートから積極的なレースを見せた1走の佐藤は米国、ジャマイカに次ぐ3位でバトンパス。続く2走の川端は一旦4番手に下がったが、最後に1人抜く激走を見せて3位でつないだ。
3走のウォルシュは2番手のジャマイカの背後に付く好位置をキープ。3コーナー過ぎから積極的に前を追い、熾烈な2位争いを繰り広げながら最後のパトンパスを行った。4走の中島はバトンを受けた直後に2位に上がったものの、バックストレートで2人に抜かれて一旦は4番手に。しかし、そこから踏ん張って最後の直線で2人を抜き返して2着でゴールラインに飛び込んだ。
レース後、各選手の一問一答は以下の通り。
――今の心境は。
佐藤「1走ということでチーム全体に流れを作るというのが僕の仕事だったので、しっかり前半から攻めたレースをしました。やはり外(のレーン)が米国ということで少し差がついてしまったのですが、それでも川端選手の顔を見た瞬間に力が沸いてきて、あとは川端選手に頼むしかなかったので、信じて全力で走りました」
――自身のタイムについては。
佐藤「45秒の前半を目標にしていたのですが、少し及ばずということで。決勝では45秒前半でしっかり持ってこられるように頑張りたい」
――どんな走りだったか。
川端「1走の佐藤選手がいい位置で持ってきてくれたので、僕のところでしっかりいいポジションを取るという気持ちで前半200メートルに入りました。攻めた割には落ち着いてしっかり走れた。個人(種目)では400メートルの最後100メートルで悔しい思いをしたので、マイル(リレー)では切り替えてというイメージはあった。今回のレースではしっかり切り替えて、3着でバトンを渡すことができた。僕自身すごくうれしいです。落ち着いて走れたというのは、3、4走に頼りになるメンバーがいるというのが大きく、いいレースができたと思います」