大谷翔平を援護しなかった野手陣に米メディア辛辣「一晩中の醜態」「0-0の重圧が投球に」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、敵地ブレーブス戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。6回まで無失点11奪三振と好投していたが、7回に2被弾して6失点。今季5敗目を喫した。勝てば1918年ベーブ・ルース以来、104年ぶりの「年間2桁勝利&2桁本塁打」達成となっていたが、次回にお預け。米メディアは「打者陣は一晩中、醜態を晒していた」と辛辣に指摘している。
ブレーブス戦、大谷は2桁勝利&2桁本塁打の偉業逃す
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、敵地ブレーブス戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。6回まで無失点11奪三振と好投していたが、7回に2被弾して6失点。今季5敗目を喫した。勝てば1918年ベーブ・ルース以来、104年ぶりの「年間2桁勝利&2桁本塁打」達成となっていたが、次回にお預け。米メディアは「打者陣は一晩中、醜態を晒していた」と辛辣に指摘している。
援護なく迎えた7回に捕まった。6回まで11奪三振と好投を続けていた大谷。0-0の7回、オルソンに先制2ランを浴びて均衡を破られると、その後もアルシアに3ランを浴びるなどこのイニング6失点。無念の降板で、偉業達成はお預けとなった。
負け投手となった大谷だが、米記者は野手陣にも責任があると指摘しているようだ。米地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は、「ショウヘイ・オオタニに悪夢のイニング、打線も沈黙」との見出しで、エンゼルス番のジェフ・フレッチャー記者の署名記事を公開した。
「ショウヘイ・オオタニの最高のパフォーマンスは一瞬にして酷いものになってしまった」と表現したフレッチャー記者は「一方、打者陣は一晩中、醜態を晒していた」と指摘した。
エンゼルス打線はこの日13三振を喫し、直近3試合で僅か3得点。4回に1死満塁の大チャンスを作るも、今季途中加入したビヤーが二ゴロ併殺打に倒れて得点を逃した。
「オオタニはこれ以上ない投球を6回まで見せていたが、0-0という重圧が彼の投球にのしかかってしまった。2か月間スランプに陥っている打者陣が空振りし続けていたのである」と、フレッチャー記者はチームが無得点で試合終盤を迎えたことが大谷の7回の失点につながった側面もあると分析。「終わってみれば投手陣が崩壊した試合に見えるが、問題のほとんどは打者陣にある」と厳しかった。
(THE ANSWER編集部)