日本人初メダル期待のやり投げ北口榛花、目標は入賞「周りは高い目標を言うけど…」【世界陸上】
12位だった東京五輪との違いとは
やり投げ王国チェコのジュニア世代でナショナルコーチを務めるセケラック氏に、19年から師事している。同10月に66メートル00の日本記録を更新。リオ五輪銀メダル相当の好記録だった。19年ドーハ大会は予選60メートル84で13位。6センチ差で決勝に進めず。昨年の東京五輪は日本勢57年ぶりの決勝に進んだが、左腹斜筋の肉離れで12位だった。五輪後は約3か月、運動を制限された。
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今季は60メートル台を連発。6月の日本選手権で世界陸上の参加標準記録64メートル00の突破はならなかったが、2年連続3度目の優勝を飾り、ワールドランキングで世陸代表に選ばれた。すでに会場の雰囲気、風向きをチェック。「向かい風が少し強いかなというイメージ。(入賞ラインは)63メートルだと思って挑む。決勝に残ったら、また63という数字が大事だと思う」と思い描いた。
「練習をしっかり積めているのが一番の自信。他の人よりも必ず練習している。どんな競技場でも自分は投げられると思えているので、それが前年との違い」と成長を確かめる舞台となる。
(THE ANSWER編集部)