日本人初メダル期待のやり投げ北口榛花、目標は入賞「周りは高い目標を言うけど…」【世界陸上】
オレゴン世界陸上の女子やり投げに出場する24歳・北口榛花(JAL)が19日(日本時間20日)、予選を翌日に控えてオンラインで会見した。66メートル00の日本記録を持つ24歳。周囲からメダル獲得を期待される中、「入賞」を目標に掲げた。
オレゴン世界陸上
オレゴン世界陸上の女子やり投げに出場する24歳・北口榛花(JAL)が19日(日本時間20日)、予選を翌日に控えてオンラインで会見した。66メートル00の日本記録を持つ24歳。周囲からメダル獲得を期待される中、「入賞」を目標に掲げた。
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オンライン画面に登場した北口は、持ち前の笑顔で語った。「昨日までは緊張感はあまりなかったけど、今日起きてから結構緊張しています」。前回2019年ドーハ大会で13位。五輪を含め、投てき種目でメダル獲得なら日本女子初だが、「今大会はずっと入賞を目標にやってきたので、周りの方々はメダルとか凄く高い目標を言ってくださるけど、自分の中では淡々と入賞を目標にやっていきたい」と明かした。
高い期待を受ける背景は、6月にダイヤモンド・リーグ(パリ)で日本人初優勝を飾ったことにある。2010年に始まった世界最高峰シリーズの賞金大会。出場するだけでも簡単ではなく、年間でトップ選手が多く集う舞台だ。北口はここで快挙を遂げたが、いたって冷静だった。
「自分の中ではシーズンの中の一つの試合と捉えていて、まさか勝てると思っていなかった。嬉しい気持ちはあったけど、特にはしゃぐような喜びもなかった。(今大会の)選手村に入って、やり投げ関係の選手は必ず挨拶してくれて少しの変化はあります。周りの変化はあったけど、ダイヤモンドリーグはこれからも続くので、あくまでも一つの試合。何も凄いことをしていないので、世界的にはチャレンジャーだと思って臨みます」