小池祐貴欠場は日本リレー陣に影響大 日本陸連・土江短距離D「核となる選手だった」【世界陸上】
日本陸上競技連盟は19日、オレゴン世界陸上男子200メートルに出場予定だった小池祐貴(住友電工)が新型コロナウイルス陽性判定を受けたことを受け、土江寛裕・短距離ディレクターのコメントを発表。今後控える4×100メートルリレーについての見解を述べた。
オレゴン世界陸上
日本陸上競技連盟は19日、オレゴン世界陸上男子200メートルに出場予定だった小池祐貴(住友電工)が新型コロナウイルス陽性判定を受けたことを受け、土江寛裕・短距離ディレクターのコメントを発表。今後控える4×100メートルリレーについての見解を述べた。
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今回、コロナ禍に見舞われているオレゴン世界陸上の日本勢。19日になって小池のほか、男子110メートル障害に出場した泉谷駿介、男子400メートル障害に出場した岸本鷹幸の3選手が陽性判定を受けたことを発表し、大会開幕後の日本選手団の感染者は選手6人、役員・指導者9人の計15人となった。
そんな中で大きな打撃を受けることになったのは、22日(日本時間23日)に予選を控える男子4×100メートルリレー。今大会は東京五輪に出場した桐生祥秀や多田修平、山懸亮太が出場せず、小池を中心に調整してきただけに土江ディレクターは不安を隠しきれない様子だ。
「今回、若い選手が中心で、経験を積んだ核となる選手であったので、影響はとても大きい。ここまでベテランらしくとても調子を高めていたので、200m個人、リレーともにとても残念だし、何より本人の無念さを思うと言葉もない。現在準備ができている選手で戦うしかない」
日本のお家芸ともいえるリレーの最大のカギを握るのがバトンパス。しかし、新型コロナウイルスが流行している現状で調整は簡単ではない。グループで練習することへの対策について土江ディレクターは「そもそも生活自体が大学寮を利用しての複数人の相部屋やシャワー、トイレの共有など、感染対策が難しい」とした上で「現在はチームドクターからの(本日のブリーフィングでもお話させていただいた)感染対策を徹底して気を付ける他ない。マスクをしてのトレーニングというのは難しいので、会話などは距離を保つなどの工夫を行っている」と話した。
(THE ANSWER編集部)