オレゴン世界陸上

　オレゴン世界陸上は18日（日本時間19日）、米オレゴン州ユージンで第4日が行われ、男子200メートル予選で前代未聞のハプニングが起きた。

　予選第2組のスタート、5レーンのアーロン・ブラウン（カナダ）が号砲と同時に飛び出す際、足を滑らせて転倒。トラックに突っ伏した。スターティングブロックが原因とみられ、レースはやり直しとなった。仕切り直しでは動揺することなく、20秒60（無風）の組2着で準決勝進出を決めた。

　中継したTBS実況席も「これは見たことがありません」と驚いたシーン。同組3着で準決勝進出を決めた日本の飯塚翔太は、レース直後に「こういうこともあるので、冷静に対処して走りました」とベテランらしく語っていた。

　一方、カナダ公共放送「CBC」公式ツイッターによると、本人は「こんなこと、今まで一度も経験したことがないよ」と驚いていたという。