女子マラソン、ケニアが通算メダル数で日本と1位タイに 松田瑞生は9位で悔し涙【世界陸上】
オレゴン世界陸上の女子マラソンが18日、米オレゴン州ユージンで行われ、ケニアが日本の歴代最多に並ぶ同種目大会通算11個目のメダルを獲得した。ジュディス・コリル(ケニア)が自己ベストの2時間18分20秒で銀メダルを獲得。日本勢唯一の出場となった松田瑞生(ダイハツ)は、日本人大会最速となる2時間23分49秒の9位だった。優勝は大会新2時間18分11秒のゴティトム・ゲブレスラセ(エチオピア)、銅メダルは2時間20分18秒のL.C.サルピーター(イスラエル)。
オレゴン世界陸上
オレゴン世界陸上の女子マラソンが18日、米オレゴン州ユージンで行われ、ケニアが日本の歴代最多に並ぶ同種目大会通算11個目のメダルを獲得した。ジュディス・コリル(ケニア)が自己ベストの2時間18分20秒で銀メダルを獲得。日本勢唯一の出場となった松田瑞生(ダイハツ)は、日本人大会最速となる2時間23分49秒の9位だった。優勝は大会新2時間18分11秒のゴティトム・ゲブレスラセ(エチオピア)、銅メダルは2時間20分18秒のL.C.サルピーター(イスラエル)。
今大会のケニアは、東京五輪金メダルのペレス・ジェプチルチルが怪我で欠場。前回2019年ドーハ大会女王のルース・チェプンゲティッチは18キロ地点を先頭集団で通過したが、直後に途中棄権した。世界陸上(WA)は「腹部の問題」と発表。アンジェラ・タヌイが2時間22分15秒の6位で入賞した。
一方、日本は一山麻緒(資生堂)と新谷仁美(積水化学)が新型コロナウイルスの陽性反応を示し、本番直前に欠場した。唯一の日本代表だった松田は、熱のこもった走りで序盤の出遅れを取り戻すなど奮闘。40キロ地点で入賞ラインの8位に2秒差まで詰め寄ったが、最終的には15秒差の9位で悔し涙を流した。
大会資料によると、これで世界陸上における女子マラソンの歴代メダル獲得数は、ケニアと日本が11個でトップタイ。日本は1993年浅利純子らの金が2個、2003年野口みずきらの銀が5個、13年福士加代子の銅が4個だった。今大会、福士以来9年ぶりのメダルはならず。現在、マラソン大国として世界を席巻するケニアは金5、銀5、銅1。3番手はルーマニアの通算5個(金1、銀1、銅3)だ。
入賞数では日本が24回でトップ、ケニアが22回で2位に迫った。
(THE ANSWER編集部)