[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

田中希実「ハラハラして怖かった」 1500m日本人初の準決進出「歴史を作れてプラスに」

オレゴン世界陸上が15日(日本時間16日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで開幕した。女子1500メートル予選に登場した田中希実(豊田自動織機)は4分05秒30の2組7着だった。昨年東京五輪で日本人初の8位入賞を果たした種目。世界陸上でのこの種目日本人初の予選通過を果たした。準決勝は16日(同17日)に行われる。レース直後は「さっきまでハラハラしてて、タイムで拾われるということが凄く怖かった」などと語った。

オレゴン世界陸上女子1500メートル予選で先頭を走る田中希実【写真:ロイター】
オレゴン世界陸上女子1500メートル予選で先頭を走る田中希実【写真:ロイター】

オレゴン世界陸上

 オレゴン世界陸上が15日(日本時間16日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで開幕した。女子1500メートル予選に登場した田中希実(豊田自動織機)は4分05秒30の2組7着だった。昨年東京五輪で日本人初の8位入賞を果たした種目。世界陸上でのこの種目日本人初の予選通過を果たした。準決勝は16日(同17日)に行われる。レース直後は「さっきまでハラハラしてて、タイムで拾われるということが凄く怖かった」などと語った。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)

 田中はスタート直後から積極的に先頭に出て、集団を引っ張る。その後も粘りの走りを見せ、最後の直線を予選通過圏内の6着で迎えたが、最後に抜かれて7着でフィニッシュした。ただ、4分05秒30は今季自己ベスト。全体14番手のタイムで予選通過となった。

 レース後に田中は「着順で去年は取れてきたので、さっきまでハラハラしてて、タイムで拾われるということが凄く怖かったですけど、無事決めることができてほっとしている。残れてありがたいという気持ちを明日にぶつけたい」と率直な心境を明かした。

 2度目の出場となる今大会は800メートル、1500メートル、5000メートルと日本初の個人3種目に挑戦。異例の10日間最大8レースの予定だ。最初のレースについては「海外ではそこまで注目されているわけではないと思うけど、日本では準決、決勝に進むことを期待されていたと思う。予選敗退はしたくないという気持ちだった」と話した。

 大会前までの自己ベストは東京五輪で出した日本記録3分59秒19。「もう一回走れるということと、世界選手権では(準決勝進出は)日本人で初めて。新しく歴史を作れたことは自分にとってはプラスになると思う」と語り、「準決勝にしっかり残れた部分でやっと自分の中で始まったというか、怖い部分は抜けられた。準決勝は楽しみたい」と意気込んだ。

 田中と同じく東京五輪代表で世界陸上初出場の卜部蘭(積水化学)は、4分14秒82の1組14着。予選通過はならなかった。

(THE ANSWER編集部)


W-ANS

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集