大谷翔平、ひと目で分かる“魔球”の威力 30→41cmに向上した変化量だけじゃない凄さ
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。6回4安打12奪三振1失点で9勝目を挙げた。約2か月間に渡り、自身6連勝と圧倒的な投球を続けているが、米識者はある球種の“進化”をデータを用いて紹介している。
アストロズ戦で9勝目、自身6連勝を挙げる
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。6回4安打12奪三振1失点で9勝目を挙げた。約2か月間に渡り、自身6連勝と圧倒的な投球を続けているが、米識者はある球種の“進化”をデータを用いて紹介している。
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投球に変化が生まれている。地区首位を独走する強力アストロズ打線を相手に12奪三振。100マイル(約161キロ)を超える速球でも抑え込んだが、スライダーを軸にした変化球も冴え渡っていた。4試合連続の2ケタ奪三振となったが、MLBのデータ解析システム「スタットキャスト」担当のデビッド・アドラー氏は、大谷のスライダーの“使用状況”に着目した。
直近4試合と、それ以前の4試合のデータを比較すると、スライダーの変化量は12インチ(約30センチ)から16インチ(約41センチ)に向上。投球割合も27%から43%に増えていた。スライダーで奪った三振数は3個から19個に増加。「投手・大谷」の好調を支えている“魔球”として、その凄さが浮き彫りとなっている。
さらにアドラー氏はスライダーの投球分布図も公開。驚くことに、どれも真ん中に行っていないことがひと目で分かる。変化量の増えたスライダーだが、それを失投にしない大谷のコントロールの良さも際立っている。
14日(同15日)のアストロズ戦には「2番・DH」で先発出場。3打数1安打2四球だったが、チームは延長戦に2-3で敗れ、またも大谷登板翌日に連勝とはならなかった。
(THE ANSWER編集部)