30歳以上女子プロ大会初代女王 1児のママ一ノ瀬「試合出る喜び」34歳服部も開催感謝
30歳以上の女子プロゴルファーによるペアマッチ「KURE Lady Go Cup」(賞金総額896万円、優勝賞金556万円)が13日、茨城・取手国際GCで開催された。一ノ瀬優希、服部真夕ペアが通算3アンダーで優勝を飾り、初代チャンピオンに輝いた。
9ホールのペアマッチ「KURE Lady Go Cup」
30歳以上の女子プロゴルファーによるペアマッチ「KURE Lady Go Cup」(賞金総額896万円、優勝賞金556万円)が13日、茨城・取手国際GCで開催された。一ノ瀬優希、服部真夕ペアが通算3アンダーで優勝を飾り、初代チャンピオンに輝いた。
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大会は出場者18人が9ペアになり、9ホール(パー37)変則ストロークのダブルス戦。高校同級生の有村智恵、原江里菜が発起人となり、ツアーのオープンウィークとなったこの日に開催に至った。
優勝した33歳の一ノ瀬と34歳の服部は、前日12日に行われた日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の予選会を共に通過。好調を維持し、2人の良いホールを採用するベストボール方式での10番、11番で連続バーディーを奪うと、交互に1つのボールを打つ方式での15番パー4でもバーディーをゲットした。17番パー3では、約5メートルのパーパットが残ったが、一ノ瀬がスライスラインを読み切ってピンチをしのいだ。
最終的には1打差の2位に5ペアが並んだ混戦を制し、2人は歓喜。ニアピン賞の30万円も獲得した服部は「総取りみたいですいません(笑)。若手が活躍するツアーで30代の選手が難しくなる中、こういう大会を開催していただいて本当にありがたかったです」。1歳女児の母親でもある一ノ瀬は「試合に出られる喜びを感じました。そして、第1回の試合に勝てて幸せです」と実感を込めた。
賞金を懸けた真剣勝負の戦いだったが、選手たちは笑顔が絶えなかった。最終組で藤本麻子とペアを組んだ金田久美は、最終18番パー5で約50ヤードの第3打をカップインしてイーグルをゲット。一気にペアの順位を2位に上げ、同組で回った2ペアを含めて6人全員で喜び合った。
【「KURE Lady Go Cup」最終結果】
優勝 服部真夕、一ノ瀬優希ペア -3
2位 藤田さいき、下村真由美ペア -2
2位 木戸愛、笠りつ子ペア -2
2位 吉田弓美子、西山ゆかりペア -2
2位 藤本麻子、金田久美子ペア -2
2位 菊地絵理香、若林舞衣子ペア -2
7位 有村智恵、原江里菜ペア ±0
7位 佐藤靖子、甲田良美ペア ±0
9位 仲宗根澄香、佐藤のぞみペア +1
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)