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大谷翔平のCY賞オッズ「40倍→9倍」に急上昇 ライバル推しの米識者も「あり得る」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手はイチロー外野手以来、日本人選手として2例目となる2年連続のオールスター先発出場を決めた。今季は先発投手として8勝4敗、防御率2.44、111奪三振と躍動する二刀流について、サイ・ヤング賞受賞オッズが約1か月間で40倍から9倍に跳ね上がった急上昇ぶりに米テレビ局が注目。日本人史上初の偉業の可能性について議論が白熱している。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

MLB人気番組でブックメーカーのオッズに注目、6月の大活躍で様相が一変

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手はイチロー外野手以来、日本人選手として2例目となる2年連続のオールスター先発出場を決めた。今季は先発投手として8勝4敗、防御率2.44、111奪三振と躍動する二刀流について、サイ・ヤング賞受賞オッズが約1か月間で40倍から9倍に跳ね上がった急上昇ぶりに米テレビ局が注目。日本人史上初の偉業の可能性について議論が白熱している。

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 ここまで8勝4敗と快投を続ける大谷。米MLB公式テレビ「MLBネットワーク」の人気番組「ハイ・ヒート」ではア・リーグのサイ・ヤング賞争いを特集する中で、ブックメーカーのオッズに注目した。

 米ブックメーカー「BETMGM」における大谷のサイ・ヤング賞受賞オッズは、6月16日時点では40倍と大穴状態。レイズのシェーン・マクラナハン投手が3.5倍でトップ。そして、アストロズのジャスティン・バーランダー投手が4倍、ヤンキースのゲリット・コール投手が12倍だった。しかし、様相は約1か月で一変した。

 依然本命のマクラナハンは2.5倍だが、バーランダーは2.6倍と肉薄。コールが8.5倍で続くが、ヤンキースのエースの背中に迫っていたのは大谷。オッズは9倍まで跳ね上がり、上位陣に一気に迫ってきた。

 最近の先発5試合連続自責点0と無双を続ける大谷。「マッド・ドッグ」の異名で知られる名物パーソナリティのクリス・ルッソ氏は日本人初の偉業達成について質問されると「(サイ・ヤング賞は)あり得るでしょう。なぜなら、(投票する)記者はスタッツを見ますから」とした。

 一方で「シーズンが終わって偉大な数字を残すかもしれませんが、現時点でア・リーグのサイ・ヤング賞投手ではありませんね」とも語っている。

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