大谷翔平、120m飛ばした“幻の19号”に米落胆「この球場はキャンセル」「昨年なら…」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が8日(日本時間9日)、敵地オリオールズ戦に「3番・DH」で先発し、第3打席は左飛に倒れた。球場が改修され、昨季からフェンスが遠くなった左翼へ大飛球。昨年なら本塁打の当たりだった。“幻の19号”に対し、米ファンから「この球場はキャンセルだ」と落胆の声が上がった。
大谷翔平が「3番・DH」で先発
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が8日(日本時間9日)、敵地オリオールズ戦に「3番・DH」で先発し、第3打席は左飛に倒れた。球場が改修され、昨季からフェンスが遠くなった左翼へ大飛球。昨年なら本塁打の当たりだった。“幻の19号”に対し、米ファンから「この球場はキャンセルだ」と落胆の声が上がった。
来た! と期待させる当たりだった。3-0の5回1死一塁。大谷は外角155キロの直球を逆方向に弾き返した。高く舞い上がった打球は左翼方向へ。エンゼルスファンが19号を願う中、フェンス手前で左翼手のグラブに収まった。打球速度107.3マイル(約172.7キロ)、飛距離393フィート(119.8メートル)だった。
米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「フォー・ザ・ウイン」によると、オリオールズの本拠地カムデン・ヤーズの左翼フェンスは、昨年から約9メートル後ろに下がった121メートル、高さは約2メートルから約4メートルになったという。米メディアは試合前にCGを使って昨季の球場と比較する動画を公開していた。
大の大谷好きとして知られる米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリストのベン・バーランダー氏は、ツイッターに「ショウヘイ・オオタニの左翼へのフライアウトは30球場中25で本塁打になっていた! 昨年のカムデン・ヤーズでも本塁打だったが、彼らは客席を後ろに下げることを決断した」と嘆き節。米ファンから「カムデン・ヤーズはキャンセルだ」「壁が役に立った」と落胆や安堵の声が上がった。
第2打席に左前打を放った大谷。真の一発は飛び出すか。
(THE ANSWER編集部)