シニアの「年齢制限」引き上げの議論は見送り 「まだ検討する準備ができていない」
国際スケート連盟(ISU)の総会が4日からスペインのセビリアでスタート。注目されるフィギュアスケートでは、シニアの「年齢制限」引き上げの議論が行われないことに決まった。海外メディアが伝えている。
フィギュアの試合の年齢制限を17歳以上に引き上げる案が浮上していたが、今総会での議論は見送りに
国際スケート連盟(ISU)の総会が4日からスペインのセビリアでスタート。注目されるフィギュアスケートでは、シニアの「年齢制限」引き上げの議論が行われないことに決まった。海外メディアが伝えている。
事前の報道では、シニアの年齢制限を15歳から17歳以上に引き上げる議論が最重要提案としてなされる見込みと伝えられていたが、ロシアのスポーツメディア「sports.ru」によると、このテーマを総会の議題に挙げるために必要な賛成の投票数を集められなかったという。
また英スポーツメディア「インサイド・ザ・ゲーム」はISU副会長のアレクサンドル・ラケルニク氏の談話を紹介。
「総会というのは大きな組織だ。そこが一度この提案を検討する必要がないとみなしたということは、つまり大多数の人々にとってまだ検討する準備ができていないということだ」
「だが、この問題提起自体は正しい、このことについて議論する必要がある。本来我々が何を欲してどこへ行くかを理解する必要がある。ここでは17歳に年齢制限が引き上げられることが提案された。他の提案では16歳だった。つまりこの問題は始めからよく検討されないといけないということだ」
今回は提案が却下されることとなったが、今後も議論の余地のあるものと説明しているようだ。
(THE ANSWER編集部)